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第2のデジタル・デバイド

Posted May. 05, 2005 22:53,   

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「上位5%が全体の50%を占める。」

不動産市場の話ではない。「インターネット大国」といわれる韓国のインターネット使用の現状だ。

5日、本紙が入手した(株)KTの「超高速インターネットの従量制に関するKTの立場」と題する資料によると、インターネット・データ使用量の基準で上位5%のネットユーザーが、全体のインターネット・データ使用量の約50%を占めていることがわかった。

これまでインターネットの使用量について「20%が80%を使う」といった憶測はあったが、通信会社による具体的な数値が出たのは初めてだ。同資料は最近、情報通信部や国会にも提出された。

KT次世代研究所は、昨年1月から7月にかけて、同社の非対称デジタル加入者回線(ADSL)向けのインターネットサービスである、メガパス・プレミアムやライトの2つのサービスに加入している人を対象にインターネット使用量について調べた。

同資料によると、メガパス・プレミアム・サービスの場合は、インターネット使用量の基準で上位5%の加入者が全体使用量の50.6%を占めていることがわかった。さらに、上位50%が94.9%を占めるのに対し、下位50%は5.1%の使用に止まっている。

インターネットの使用量は、使用時間とは異なる概念で、加入者がインターネットでアップロードやダウンロードをするデータの量を意味する。

メガパス・プレミアム・サービスで使用量の上位5%の加入者が1ヵ月間使うデータの総量は、1人当り平均47.9GB(ギガバイト)に上る。約80本の映画をインターネットからダウンロードした量に相当する。

市場シェアでトップの(株)KTの超高速インターネットの加入者は、4月末現在で610万人に上る。この中で調査対象となったADSLの加入者は約400万人だ。

情報通信政策研究院(KISDI)が昨年2月に発表した報告書によると、専門職や会社員は週に平均20.2時間インターネットを使用しているのに対し、農・漁業の従事者は5.0時間の使用に止まっていた。



smhong@donga.com