
TG三宝(サンボ)が2年ぶりにプロバスケットの頂点に返り咲いた。
TGは17日、江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)の雉岳(チアク)体育館で行なわれた2004〜2005チャンピオン決定戦(7戦4勝方式)の第6戦で、KCCの追い上げを振り切った。
これでTGは4勝2敗となり、2002〜2003シーズン優勝以降、2年ぶりに優勝カップを手にした。
今シーズンの正規リーグを首位で終えたTGは、王者決定戦でも優勝し、正規リーグとチャンピオン決定戦統合優勝を達成した。また昨シーズン、正規リーグでは首位に立ちながらも、チャンピオン決定戦でKCCに3勝4敗で負けた借りを返した。
TGのセンター金ジュソンは、チャンピオン決定戦の最優秀選手(MVP)に選ばれた。
TGとKCCは、同日の試合にすべてを出し切った。TGが体調の良くないシン・ギソンを先発で出場させると、KCCも久々に李サンミン、チョ・ソンウォン、チュ・スンギュンら主力のベテランたちを最初からコートに送り込んだ。
勝負を分けたのは高さだった。TGは第1クォーター中盤から、外国人選手ジャミル・ワットキンソンと金ジュソンを前面に出して、ゴール下での優位を確実に守りながら、点数差を広げて行った。TGは高さで劣るKCCがファール作戦に出るや、第2クォーターで16個のフリースローを得るなど、フリースローだけで20得点した。
一方、KCCはチョ・ソンウォンとチャルス・ミンランドを除いては得点が進まず、敗北の原因となった。
第1、2クォーターを47−34で終えたTGは、第3クォーターからシン・ギソンと交代したバックアップガードのカン・ギジュンが光を発した。精彩に富むアシストとゴール下突破でKCCつぶしにかかったカン・ギジュンは、第3クォーター終了1分30秒余りを残して、3点シュートを2本を成功させて70−48と差を広げるや、雉岳体育館は興奮の坩堝と化した。
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