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米、北朝鮮核問題に関して知っていることはあまりない。

米、北朝鮮核問題に関して知っていることはあまりない。

Posted April. 01, 2005 22:58,   

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米国は、北朝鮮とイランの核計画について知っていることはあまりなく(disturbingly little)、03年のイラク戦争の開始に先立ち確保したイラクの大量破壊兵器(WMD)情報も、「ほとんど全てが誤りだった(dead wrong)」という内容の米国政府報告書が公開された。

共和党と民主党が共同参加したホワイトハウス直属機構の「米国情報能力委員会」は、先月31日、600ページ分量の最終報告書を採択して、このように明らかにした。

同委員会は、「イラクがWMDを開発した」という情報機関の誤った判断の原因を突き止めるために、米情報機関と軍を対象に調査を実施してきた。

関心を集めた北朝鮮とイランの核開発状況などの11の分析評価書は、秘密に分類され、公開されなかった。公開された報告書の中で、北朝鮮及びイランの核開発項目は、A4用紙半分に過ぎなかった。それさえも「委員会は、北朝鮮とイランの核計画に関する情報当局の情報収集及び分析能力を綿密に調査した」という方法論の紹介が全てだった。

非公開に分類された北朝鮮核問題に関する情報も、制限的であることを推測させる説明だった。報告書は、「最も危険な敵国の兵器計画について、知っていることはあまりなく、特に彼らの本心に関してはさらに分かっていない」と記述した。

委員会はまた、特定国家名はあげずに、「いくつかの場合は、我々が5年、10年前に把握した情報内容にも劣る」と述べた。

しかし委員会は、米情報当局が、パキスタンのカーン博士の国際核密売網を粉碎し、リビアの核兵器及び化学兵器開発情報を把握して圧迫したことで、核放棄を導き出したことは成功的だったと評価した。

現在進行形の北朝鮮とイランに対する情報不足の事実が、公開された点を反映するかのように、ホワイトハウスの記者会見及び国務省の定例会見では、「現在の対北朝鮮及びイラン圧迫政策が、正確な情報に基づいたものか」という質問が続いた。

バウチャー国務省スポークスマンは、これに対して、「(情報把握の成功事例である)リビアを考えれば、全体の絵が変わる」と話した。

一方、ブッシュ大統領は発表の場で、「委員会の主要結論は、私の考えと同じだ。情報当局の根本的な変化が必要だ」と述べた。米マスコミは、「ブッシュ政府が、イラク戦争は誤って報告された情報を基に開始し、意図的な歪曲はなかった」という点を強調しようとしていると伝えた。



srkim@donga.com