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欧州進出にはKリーグが有利 大学休学しプロ入り決まった朴主永

欧州進出にはKリーグが有利 大学休学しプロ入り決まった朴主永

Posted February. 28, 2005 22:33,   

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▲休学後プロ行きの理由〓朴主永(パク・チュヨン)はプロでプレーした方が欧州の「ビッグ・リーグ」進出に有利に働くと考えたとみられる。韓国最高のコーチングスタッフと科学的な選手管理システムなど体系的な支援を受けながら、練習に専念できるという判断からだ。大学を中退せず休学を選んだのは、勉強への可能性も残しておきたかったからとみられる。

辛文善(シン・ムンソン)SBS解説委員は「今、朴主永は重要な成長期にある。この時期に韓国最高レベルの選手らと競争して試合能力を伸ばし、プロのマインドを身につけていけば、さらに成長できると思う。Kリーグを経てから欧州に進出すれば、はるかに適応しやすいだろう」と話した。

▲いくらもらえる?〓契約期間は今年から07年までの3年間。年俸は、Kリーグデビュー初年度の新人としては最高待遇である5000万ウォン。連盟のルールでは、新人は契約金がもらえない。しかし、1年後、契約条件を更新すれば巨額も期待できる。FCソウルは、朴主永の価値が20億〜30億ウォンにのぼるという評価に基づき、CM出演などで補填する計画だ。FCソウルは、今季中でも欧州ビッグ・リーグへの移籍を推進し、海外移籍時の移籍金を配分するという内容を入れて、朴主永が今季中に欧州に進出できるよう配慮した。

▲進路は?〓朴主永の第一目標はイングランドのプレミアリーグ進出。FCソウルも朴主永が世界的なスタープレイヤーに育ち、韓国サッカーの優秀性を世界に知らしめることができるよう、球団レベルで全面的に支援するとした。朴主永の海外進出は、6月にオランダで行われる世界ユース選手権が終わってからが正念場。

▲Kリーグの盛り上げ役に期待〓2002ワールドカップで4強入りを果たして以来、大きな人気を集めていたKリーグは、宋鍾国(ソン・ジョングク)、李乙容(イ・ウルヨン)、李天秀(イ・チョンス)、李榮杓(イ・ヨンピョ)、朴智晟(パク・チソン)などの海外進出により、また沈滞気味。こうした中、次世代ストライカーとして脚光を浴びている朴主永が加わり、Kリーグは活気を取り戻すとみられる。サッカー界は、実力と商品性、興行性を兼ね備えた朴主永が今季Kリーグ盛り上げの主役になると期待している。

一方、ハン・ウンスFCソウル団長は「首都ソウルをホームにしていながら、スーパースターがいなくてホーム試合でもあまり盛り上がらなかった。当初、06年に朴を迎え入れる計画だったが、スター不在を解決する切り札は朴主永しかないと判断し、高麗(コリョ)大を説得して球団入りを早めた」と語った。



梁鍾久 yjongk@donga.com