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急激なウォン高が進み金融市場大揺れ

Posted February. 22, 2005 23:07,   

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米ドルに対するウォンの為替相場は、ウォン高が急激に進み通貨危機以来の高値につけた。このウォン高・ドル安が金融市場にも響き、株安と利上げの展開となった。

22日、ソウル外為市場でウォン相場は、前日の終値より17.2ウォン高の1006.1ウォンで取引を終えた。ドルの売りレートは1000ウォンを割り込んだ。これは1997年11月10日(999.0ウォン)以来、7年3ヵ月ぶりの最高値だ。

同日1023.2ウォンで取引を始めたウォン相場は、急速なウォン高となり1020ウォン、1010ウォン台を次々と割り込んだ。外為当局は、為替相場の暴落に歯止めをかけるため、市場に介入したが、ドルの買い上げ量は多くなかった。

外為市場の関係者は「買いを控えるムードが強まっているいる中で、外国人の株式投資資金と企業の輸出代金が次から次へと売りに出され、急激なウォン高となった」と説明した。

ドルに対する円相場が1週間で105円台から104円台へと円高が推移したのも、同日のウォン高に影響した。急激なウォン高で、都市銀行でドルをウォンに両替すれば、1ドル当たり1000ウォンにもならなくなった。

同日の対ドル為替相場の急落が響き、総合株価指数は前日比10.91ポイント(1.10%)下落した977.80で引けた。コスダック(店頭市場)総合指数も13.78ポイント(2.70%)下落した494.83で取引を終えた。

債券市場では政府が、ウォン相場の安定用国庫債の発行を増やすだろうという見込みから、金利が大幅に値上がりした。

指標金利である3年満期国庫債金利は、年4.22%で0.04ポイント上昇した。

一方、ウォン高ドル安を受け、輸出の割合の高い企業を中心にした産業界は対策作りに追われている。

輸出企業はウォン相場が1000ウォンの大台を割るものを視野に入れて、ユーロの決済比重を高め、先物為替取引などを通じて為替リスクの低減に努めている。



鄭景駿 鄭載潤 news91@donga.com jaeyuna@donga.com