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98日間ハンストのチユル和尚、医学的に限界超えた

98日間ハンストのチユル和尚、医学的に限界超えた

Posted February. 01, 2005 23:13,   

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2月1日でハンスト98日目を迎える僧侶チユル師の容態が危険な状態になったという。医学的にはすでに限界状況を超えているというのが医師たちの説明だ。一時でも早くハンストを中止し、治療を受けなければならない状況だ。

ところが、京釜(キョンブ)高速鉄道の千聖山(チョンソンサン)トンネル工事に対する環境影響評価などを要求し、ソウル瑞草区瑞草洞(ソチョク・ソチョトン)の淨土(チョント)会館でハンストを行っているチユル師は微動だにしない。先月31日夜、李基默(イ・ギムク)ソウル警察庁長が浄土会館に足を運び「チユル師を病院に運ぶよう」提案したが、チユル師に付き添っている人たちは「チユル師の意思を尊重したい」と断った。

このような状況で各界の支援と支持が続いている。僧侶や神父などの宗教者関係者らは先週からソウル鍾路区堅志洞(チョンノク・キョンジトン)の曹溪(チョケ)寺でチユル師助け合い勇猛精進を続けている。浄土会館でも浄土会員たちが30日からリレー徹夜祈とうを行っている。全国教職員労働組合と「環境を考える教師会」所属の一部の教師も同調ハンストを行っている。1日には国会議員30人あまりが「チユル師を助け環境影響評価の再実施を促す国会議員会」を結成した。千聖山の環境問題が本当に深刻なものであるならば、とっくに国会が対応すべき事柄だった。

支持者たちは一斉に「チユル師を助けるべきだ」と口をそろえた。ところが、このような手遅れの支持が、かえってチユル師を死のどん底に追いやるのではと心配だ。各界の支持ハンストと徹夜祈とうなどが、チユル師には政府が「屈する」ぎりぎりまでに頑張れという無言のプレッシャになるのではないか。

チユル師の支持者が増えて社会的な働きかけも強まっているが、政府としても方針を変えがたいのが現状だ。千聖山トンネル工事は、環境団体の工事中止仮処分申請で裁判にまで持ち込またうえで再開されたからだ。

このような状況でチユル師を心配する人たちがなすべきとは明らかだ。ハンストを中止するようにチユル師を説得することだ。チユル師のハンストをそのまま見守るのは、自殺幇助も同然だからだ。チユル師の意思を十分承知しているのだから、師を助けるのが先だ。支持者たちが力をあわせて今後の解決策を模索するのは、その後からでも間に合うだろう。



金次洙 kimcs@donga.com