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ロバート金、韓国訪問申請棄却

Posted January. 28, 2005 22:38,   

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米政府の機密文書を横領して7年6ヶ月間刑に服していたロバート金(金采坤・キム・チェコン・65)氏が、韓国訪問のために現地の管轄裁判所に旅行許可を申請したが棄却された。

金氏の知人によると、彼は昨年12月末バージニア州東部の地裁に韓国訪問許可申請を行ったが、27日夜裁判所から棄却の通達を受けた。

裁判部は△保護観察の対象者には慣行的に外国旅行を認めていないし△とくに、訪問先が機密書類を渡された韓国であり△韓国に出かけるべき特別かつ緊急の理由がないと棄却の事由を明らかにした。

これに先立ち、米法務部も金氏の韓国旅行を認めないように裁判部に要請していた。

金氏は、服役していた昨年2月父親に、4ヵ月後家宅軟禁状態にあったときに母親にそれぞれ死なれており、今回父親の命日を迎え、故郷である全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)の両親の墓参りをするため許可を申し込んでいた。

彼は、自分の後援会長だった李・ウンジン(株)ソンウ代表に送ったファックスの手紙を通じ「地獄の淵のような絶望感だったが、(裁判所の)決定を謙虚に受け止めることにした」とし「このような不幸は、韓半島の分断がもたらした副産物であり、祖国を忘れられない気持ちのためだった」と述べた。

彼は、昨年7月の出所以来2年6ヶ月間移動の制限のつく「保護観察」状態に縛られており、住居地であるバージニア州の一部の地域しか自由に行き来できない。

金氏は、米海軍情報局(ONI)の情報分析家として勤めていた1996年、韓国大使館の関係者に30件あまりの機密文書を渡した容疑がもたれている。



權順澤 maypole@donga.com