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NFL 韓国系選手ハインズワード、「全て母のおかげです」

NFL 韓国系選手ハインズワード、「全て母のおかげです」

Posted January. 24, 2005 22:59,   

한국어

「母がいなかったなら、今の私もなかったはずです。」

アメリカンフットボールリーグ(NFL)の韓国系選手、ハインズ・ワード(28、ピッツバーグスティーラース)。ワードは24日付けの「スポーツイラストレイテッド」に、成長過程は豊かではなかったが、NFLで成功するまで、自分の中心には母親の金ヨンヒ(55)さんがいたと話した。

ワードは自分が1歳の時に在韓米軍だった父親と母親が離婚し、その時、母親は裁判所の決定により、自分に対する養育権を奪われた事実も話した。裁判所は母親が英語ができないため扶養能力がないと判断し、父親に養育権を渡したという。しかし、ワードは小学校2年生の時、自らの意思で母親と暮らし始めた。

「母は早朝から翌日の明け方まで、空港レストランでの皿洗い、ホテルの清掃、食料品店の店員まで、一日3種類の仕事をこなしながら、私を育ててくれました。生活は厳しかったのですが、一回も後悔はしませんでした。今の私はすべて母のおかげです。その恩返しは、私の一生をかけてもできないと思います」

「謙遜(humility)」は母親が教えてくれた一番の教訓。

「母は私に『いつも謙遜な姿勢で行動するように』と言いました。今も母は高校の構内食堂で働いていますが、一番熱心だと評価されています。私は母を誇りに思っています。」

ワードは高校と大学でランニングバック、クォーターバック、ワイドレシーバーの三つのポジションで活躍することになった理由と、今の所属チームの監督が自分に唾を吐いた逸話も紹介した。

一方、ワードが所属するピッツバーグスティーラースは、アメリカンコンファレンス(AFC)決勝戦で、昨シーズン・チャンピオンのニューイングランドパトリオッツに27対41で敗れて、スーパーボール進出はできなくなった。ナショナルコンファレンス(NFC)では、フィラデルフィアイーグルズが来月7日ニューイングランドと対戦する。



梁鍾久 yjongk@donga.com