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固い財布の紐を緩めるため必死のデパート

固い財布の紐を緩めるため必死のデパート

Posted January. 07, 2005 23:06,   

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「消費者の財布さえ開けることができれば…」

景気低迷が長引いて、デパートが破格かつ多様なディスカウント・イベントを行っている。しかし、不況の影が濃いせいか、消費者たちの反応は今ひとつだ。

新世界(シンセゲ)デパートは、冬の安売りシーズンに入る7日から3日間、全国7つの全店舗で「ヌード商品展」を開いている。「ヌード」商品とは、流通会社とメーカーの利益を全部「脱いだ(除去した)」価格で販売するということ。正常価格より平均70%くらい割引された価格だ。

「ヌード商品展」初日である7日午前、ソウル瑞草区盤浦洞(ソチョク・パンポトン)の新世界デパート江南(カンナム)店の生活用品売り場。10人用のクークー圧力釜(25万9000ウォンのものを19万9000ウォンで販売)が、デパートの営業開始1時間にもならないうちに、準備してあった40個が全部売れた。ところが、女性服の売り場など、他の商品売り場は閑散としている。

ヌード商品として並んでいる台盤を買った主婦・ムン・ギョンスク氏(44・ソウル江南区三城洞)は「ちょうど必要だと思っていたうえ、デパートの目玉商品なので買った。景気が悪いのだから、いくら安く売っても必ず必要な商品のみ買うことになる」と話した。「ヌードイベント」品目は、男女衣類および靴、ハンドバック、食品、幼児・児童服、家電・生活キッチン用品など、約7万点。女性の靴は、18万〜19万ウォンのものを4万〜5万ウォンで、30万〜40万ウォンの女性コートが5万〜9万ウォン、8万〜10万ウォンだったワイシャツを2万〜3万ウォンで売る。

ロッテデパートが7日から23日まで首都圏の一部店舗で行う「列作り商品展」は、正常価格比最大80%まで割引する「先着順の限定販売行事」。永登浦(ヨンドンポ)、清凉里(チョンニャンニ)、蘆原(ノウォン)、盆唐(プンダン)店などは、16万5000ウォンのハンドバックを5万ウォンで、7万8000ウォンのナイキのランニング靴を3万9000ウォンで販売している。

グランドデパートの一山(イルサン)店は、毎週日曜日午後4時に「1000ウォン競売大祭典」を開く。100種あまりの製品を1000ウォンからスタートし、競売を通じて販売するものの、最終落札価格は正常価格の40%を超えないようにする計画。デパート側は、このイベントを今年上半期景気が持ち直すまで続ける予定だ。

昨年1〜11月のデパートの売り上げは、前年同期比3.0%減って2年連続の減少となった。今年も4〜5%減るものと業界は予想している。



河壬淑 bonhong@donga.com artemes@donga.com