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[社説]与党、少数タカ派に振り回されてはならない

[社説]与党、少数タカ派に振り回されてはならない

Posted December. 26, 2004 22:51,   

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与党ウリ党一角での国家保安法の廃止への圧迫が度を越している。議事堂座り込みに続き、党指導部の召還運動、署名運動、10万党員大会などあらゆる手段を動員して年内廃止を貫くというのだ。院内代表室を占拠して赤い鉢巻きをしたまま「廃止」の掛け声を叫ぶ一部若手議員らの姿は真の代議民主主義とは程遠い。

党指導部がハンナラ党と4大争点法案の処理原則に合意したのなら、それに従うのが望ましい。22日、議員総会でも激論の末に、「党指導部を信じて、30日まで与野党4者会談の結果を見守ることに」したのではないのか。指導部がなんとしてでも接点を見出そうと努めているなら、党内外を問わず待つのが民主政党を共にする者としての最小限の礼儀だろう。

それなのに一部の外郭組職が全体議員を相手に「国家保安法の年内廃止」同意書を配った後、署名しない議員らの名簿を公開すると脅かしている。7月ハンナラ党の朴昌達(パク・チャンダル)議員逮捕同意案否決のとき、「賛成したか反対したか、良心的告白をしなさい」と圧迫したような状況が起きているのだ。人民独裁政党でなければ想像もできないことだ。

彼ら少数タカ派の反発に押されて党指導部は「国家保安法の処理時点を再調整するか、代替法案を考慮してみよう」という一角の妥協案に対しては話も持ち出せずにいる。党企画委員長が代替立法の見直しの可能性を取り上げて集中砲火にあい、たった半日でなかったことになってしまった。

政権与党が少数タカ派に振り回されていては国政も政治もまともにできるはずがない。いくら良い政策を打ち出しても、野党はもちろん国民がその実現の可能性を信じようとするだろうか。国民の支持と党内民主的の手続きによって原則と方針が決まったら推し進めなければならない。タカ派の反発だけが怖く、国民の意は怖くないというのか。政権の残り任期3年もこのようにタカ派に振り回されるなら国の未来は暗い。