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[社説]予算と民生法案処理が最優先だ

Posted December. 21, 2004 23:01,   

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国会正常化のために与野党の党代表と院内代表が昨日、4者会談を行った。今年も10日しか残ってない時点で行われた与野党指導部の交渉が、不毛な消耗戦に一貫してきた膠着政局の突破口を開く転機になるべきであるのは、言うまでもない。

国会が直ちに取り上げなければならない懸案は一つや二つではない。すべてが時間を争うものだ。その中でも、来年の国政の内容を決める予算審議が何より重要だ。それなのに、法定処理時限を20日過ぎても、まだ与野党間の本格的な審議さえ行われていない。与党単独で予算決算特別委員会の係数調整小委員会を開いただけだ。与野党が一緒に参加して、密度のある審議が行われるよう最善を尽くさなければならない。遅れただけに徹夜してでも、徹底して突き詰めなければならない。

韓国軍のイラク派兵延長同意案は、韓米関係に対する影響など国益のかかった重大な事案だ。適時に通過されなければ、部隊は荷物を整理して帰国しなければならない状況が起るかもしれない。民生経済を立て直すのに至急な多くの法案も、早急な処理を待っている。

今まで国会が空転してきた理由は明らかだ。与党が推し進めている、いわゆる「4大法案」のためだ。これらの法案処理をめぐる葛藤と対置のため、いざしなければならないことを放置してきたのだ。今も与野党3党の一部議員は、これらの法案の処理または阻止を叫んで、国会を座りこみの場にしている。

このままではいけない。与党はすぐにでも「4大法案」の年内強行処理方針を撤回しなければならない。一部は年内に処理して、一部は来年に持ち越すという形の「政治取り引き」も困る。急がずに時間をかけて野党と協議して、合意を見出さなければならない。それが民主主義であり順理だ。ハンナラ党も国会に入るのが正しい。予算案審議、至急な民生法案、イラク派兵延長同意案の処理など、優先的に取り上げなければならない国政懸案が、これ以上政治争いの犠牲になってはなるまい。