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具台晟と林昌勇の米大リーグ進出、どこまでが真実?

具台晟と林昌勇の米大リーグ進出、どこまでが真実?

Posted December. 18, 2004 23:55,   

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今シーズンストーブリーグの最大の関心事は日本プロ野球・オリックス・ウェーブの具台晟(ク・デソン、35)投手のニューヨーク・ヤンキース入団と三星(サムスン)の林昌勇(イム・チャンヨン、28)投手の海外進出だ。

具の場合、今月9日にヤンキース入団が事実上決まったというニュースが流れたものの、17日までも球団側の正式発表がない状態だ。林は、3日に日本プロ野球の新生チーム楽天が獲得を断念すると宣言し、米大リーグに方向を変えたものの噂のレベルに止まっている。果たして、真実はどこまでなのか。

まず具の「韓国人初のヤンキース入団」は、原則的な合意には至っているものとみられる。夫人のクォン・ヒョンジョン氏とニューヨークに滞在している具は、マンションと車を購入し、子女の教育問題などについて調べていることが分かった。10日には身体検査も受けている。

しかし、代理人を務めるダグラス・チョ氏が明らかにしているように「われわれが要求した契約条件をヤンキースが全部受け入れており、契約書にサインする手続きだけを残している」状態ではないものとみられる。

具は、15日に初めてブライアン・キャッシュマンGM(ゼネラルマネジャー)と面会したが、同日に出るとみられた入団発表はなかった。しかもキャッシュマン氏は16日付のニューヨーク紙「ニュースデー」とのインタビューで「交渉はまだ始まってもいない」と述べ、疑問を増幅させた。

これに対してダグラス・チョ氏は「入団で合意している」という話だけを繰り返している。双方が最終的なサインをするまでは公表しないのがヤンキースの慣行だとは言われているが、発表が遅れているのは交渉が難航しているからではないか、という見方が強まっている。

林の場合はさらに疑問だらけだ。代理人のアントニオ・ナム氏は「ボストン、アナハイムはもちろん、ヤンキース、ミネソタ、アトランタなど5球団からラブコールを受けている」と語り、林を巡る争奪戦が繰り広げられているかのようなニュアンスをほのめかした。

しかし、国内野球界では今シーズンに5億ウォンを受けた林が、それに見合った待遇を受けて大リーグに進出するのは難しいだろう、という反応がある。甚だしくは「どうにもならない迷子になった」という声も聞かれる。

結局、今回の具台晟と林昌勇の大リーグ進出に関しては、有利な一部分だけを膨らまして発表する代理人たちの属性が問題だ、という見方が強い。2000年にボストンに入団した李尚勲(イ・サンフン)はもちろん、LGの陳弼重(チン・ピルジュン)、千葉ロッテの李承鎏(イ・スンヨプ)、そして先月に初めて大リーグ進出説が流れた沈正洙(シム・ジョンス)の場合、代理人たちが最初に流している獲得を希望しているという球団や入団条件が実際よりも膨らまされているのにも、同様の背景があるのだ。



張桓壽 zangpabo@donga.com