パレスチナ自治政府のヤセル・アラファト議長が11日午前3時半(現地時間)、フランス・パリ郊外のぺルシー軍病院で死去したと軍病院関係者とパレスチナ自治政府が同日、発表した。享年75歳。
1969年パレスチナ解放機構(PLO)の議長に就任して以来35年、パレスチナを代表してきたアラファト議長が有力な後継者も立てず死去したことにより、中東情勢は危機と機会が入り混じる中、先行き不透明となっている。
アラファト議長の秘書室長のライム氏は同日、「議長の心臓が止まり、ついに永眠した。彼は神のところに逝ったが、偉大なるパレスチナ住民といつも一緒にいる」と発表した。
アラファト議長の葬式は12日、エジプトのカイロ国際空港でエジプトの軍葬で営まれ、その後、遺体はヨルダン川西岸地区のラマラに運ばれ13日、自治政府庁舎の跡に臨時埋葬される予定だ。
自治政府は次期議長が決まるまで、パレスチナ議会のファトゥーフ議長が権限を代行し、60日以内に選挙を実施する考えを明らかにした。自治政府は「過渡期は順調なもの」と言っているが、議長職をめぐる争いはすでに始まっていると外国のメディアは報じている。
アラファト議長の死去が伝えられたガザ地区では、数十万人の住民が街中に繰り出して彼の死を悼み、イスラム寺院は拡声器でコーランを流した。イスラエル政府はパレスチナ住民による集団蜂起や武装勢力の攻撃に備えてヨルダン川西岸とガザ地区を封鎖する一方、これらの地域に兵力を増強した。
ブッシュ米大統領は同日発表した声明で、「アラファト議長の死はパレスチナの歴史において大きな節目となる。民主的で独立したパレスチナの希望がかなうことを願う」と述べた。
琴東根 異鎭 gold@donga.com leej@donga.com






