「いやあ、スーツにはまったく慣れていなくて…」
ダッグアウトではなく社長室に姿を現した金応竜(キム・ウンリョン)三星(サムスン)ライオンズ新任社長は、普段と違って、とても緊張している様子だった。濃いグリーン色のTシャツにスーツを着込んで両手を前に揃えている様子もぎこちなく見えた。長い監督生活に区切りをつけて新しくスタートを切る野球人生が負担に思えたせいなのか。
—監督の契約期間が1年残っているのに、退いた理由は?
「体の調子も良くなく、いろいろと悩んできた。辞める時がやってきたと思った。1年間、宣銅烈(ソン・ドンヨル)コーチのやり方を見ていたら、私が20年以上監督をやってきた以上にうまくできた。宣コーチに監督職を渡せば、より良い成績が上げられるのではないかと思った」
—野球団の社長を引き受けることにした感想は?
「知っていることが何もなくて最初は断った。球団側に迷惑をかけるかも知れないから。初めて社会生活を始める気分だ。監督より難しい職業はないと思っていたのだが…。監督出身として初めて社長になるだけに、野球人のため使命感を持って働く。」
—現役の指導者生活にピリオドを打つわけだが…
「アマチュア時代を含めて33年間監督をやってきた。万感がこもる。三星に来て、劇的に勝利を収めて初優勝をした時が一番記憶に残る」
—社長として野球の発展のための計画があるとしたら…
「いろいろあるだろうが、もっと研究して後でゆっくり話したい」
金鍾錫 kjs0123@donga.com






