「今回こそオハイオ州が政治的に厚遇されているが...、すっきりしながらも惜しいです。」
2日州都のコロンバスで投票を終えたロボット・ハマ(42)氏は、オハイオ州の政治的なステータスが「見放された子供からもっとも欲しがられるもの(from abandoned to too wanted)」に変わってきたことを痛感したと述べた。
00年の大統領選挙の際、アル・ゴア民主党候補は、早くから敗北を予感し、選挙の一ヶ月前から顔を出さなかったが、今回はブッシュ大統領とケリー民主党候補が計45回も訪れたところが、ほかならぬオハイオ州だ。
ハマ氏は「選挙が終了したので、政治広告一色だったテレビも、商業広告に戻るだろうし、私たちも日常生活に戻らなければならない」ときっぱり話した。
オハイオの共和党の選挙本部は、コロンバス市内のハイヤットリジェシホテルの大ホールに設置してある大型テレビを通じて開票の様子を見守っていた。ブッシュ大統領がずっとリードしている中、ホープ・タフト州知事をはじめとする政治家たちと党員およびボランティアなど、数百人の参加者たちは終始お祭りムードだった。
オハイオ州立大学政治学部のハブ・ワイスバーグ教授は、電話インタービュで「両候補がしきりに訪問し、マスコミに乗ったため、オハイオ州が勝敗のカギを握る激戦州となった。とりわけ、ケリー候補が『ブッシュ大統領の就任後、オハイオ州は25万の仕事先を失っている』ということを取り立てて問題にし、最大の激戦地として浮き彫りになった」と分析した。しかし、彼は「00年の大統領選以来4年間党派的な時代だったが、今回の大統領選過程では全国が二分していることから、これからの4年間はさらに党派的な状況になりかねない」と懸念した。
同日、コロンバス、クリブランドなど、オハイオ州の大都市と周辺の投票所には、投票時間が完了するまでに有権者たちが長蛇の行列に並んでいた。コロンバスで投票したジム・ホルト(56)氏は「投票するため、3時間も待ったのは今回が初めてだ」と信じられないという面持ちだった。コロンバス近くのギャムビア投票所には、電子投票機が2台しかないので、待機時間がおよそ7時間まで長引くや、大学生の有権者たちが昼寝をしたり、ラップトップコンピューターで映画を見たりもしていた。
一部の投票所には待機者数がほとんど減っておらず、締め切り時間である午後7時半を2時間越えても投票が続いた。一日中小雨が降り続いたコロンバスでは、新規登録の有権者たちが投票所に足を運ばないのを恐れた民主党側の取り持ちでフル乗り制度が行われた。
新規登録の有権者が80万人以上であるオハイオ州では、投票資格をめぐる両党の衝突が憂慮されたが、共和党側が「模様眺め」の方針を固め、大きな騒ぎはなかった。共和党は「新規有権者のうち、一部が無資格者だ」と訴えている状態。連邦裁判所は、同日午前共和党が起こした訴訟を受け入れ、弁護士出身の双方の立会人が投票所に配置され、投票を見守った。
ブッシュ大統領は同日午前、テキサスのクロフォード牧場で投票を終えてから、ホワイトハウスへ向かうに先立ち、オハイオ州を改めて訪問し、支持者たちから熱い歓迎を受けた。コロンバスの共和党事務所に立ち寄った彼は、一票をお願いしているボランティアの電話を受け渡され、「大統領のブッシュでございます」といって、通話中だった有権者を驚かせた。彼は居合わせていた取材陣に「1対0だ」と、冗談を言っては得意がっていた。
しかし、ケリー候補側は、オハイオ州の開票結果が受け入れられないと明らかにした。そのため、コロンバスはまたしても波乱含みとなっている。
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