
展示場で真っ先に目にするのは「煉炭」だ。練炭をいっぱいに積んで、ところどころに木を植えたパク・プルトンの「塵肺症から森林浴まで」というこの作品は、悽絶な暮らしの採掘場からユートピアまで人生の間隙を表現したものだ。この作品の横にある真っ黒な肉の塊は、マーク・クィーン(英国)の「トルソ-羊」。本当の羊の肉と野ウサギを氷らせて石膏を取った。遺伝子変異への批判的な見解を込めたものだ。
中国作家の骨粉の柱「一つまたはみな」も異色だ。長い灰色の円筒の柱が斜めに立っている。実際に人骨を削って作ったものだ。生や死に関するあらゆる談論が無化されるような感じだ。宮島達男の「時間の川」も多分に哲学的な造形物。暗い部屋の中央で、爪ほどの無数のデジタル数字版を作って点滅させる。数字版の数字は一様で人間の寿命が一様ではないとも言えるが、人々が考える時間というものは相対的だということを表現したものだ。
鳥光桃代の「インサイド・トラック」もおもしろい。2坪の大きさに縮小された都市をスーツ姿の小さな人形約100体が這っている作品だ。人々の心理的な競争を子供のオモチャのような造形物として作ったものだ。
ジム・センボン(米国)の「ラジウム時計ダイヤル」と「臨界的な組合」は、「核」に対する重い社会批判を盛り込んだ作品だ。1943年から1955年まで、実際に原子爆弾を製造したマンハッタン実験室をその通りに再現した。同時多発テロの瞬間に灰になったツインビルの内部と燃える人々を再現したマルラム(カメルーン)の「9/11/2004」は、とてもリアルで直視できないほどだ。
日常への面白い視線を盛り込んだ作品も目に付く。アサエルジェン(スウェーデン)の「過程」は4つのガラスの水槽に塩水を満たし、それぞれに白いウェディングドレスをつけた、変わった作品。
立て続けにポンティギ(駄菓子の名)作る李ギョンホの「行列、月明りのソナタ」も人気作。ビエンナーレの1日の平均入場者約5000人に合わせて展示期間に5650個を作る予定という作家は、ポンティギを有名ブランド「プラダ」の紙袋に入れて1000ウォンで売る予定。安いおやつと有名ブランドを結びつけ、価格への観念を揺さぶる作品だ。062-608-4260
許文明 angelhuh@donga.com






