前現職プロ野球選手や芸能人ら130人余りが腎臓疾患を患っているように見せかけて、兵役免除判定を受けたか、免除を目論んだことが明らかになっている中、最近、徴兵検査対象者のうち、腎臓疾患者が特に大幅に増加したことが分かった。
全体の徴兵検査対象者が減少している上、視覚障害や脊椎疾患など他の患者の数に大きな変化がない反面、腎臓疾患者だけ大幅に増えたのは、この疾病が新たな兵役免除の手段として悪用されていることを裏付ける根拠と解釈される。
このため、警察捜査の結果、腎臓疾患操作を通じて兵役免除を助けたとされるウ某(38)容疑者と金某(29)容疑者のほかに、また別のブローカーがいる可能性が高いと指摘されている。
8日、本紙が単独入手した01〜04年兵務庁の徴兵検査白書の中で、「腎臓疾患徴兵身体等位判定現況」によれば、腎臓疾患で検査を受けた徴兵対象者は01年991人から02年2648人へ2.5倍以上増えた。また。昨年は2297人で、今年は8月まで1687人が腎臓疾患の受検対象者と把握された。
一方、他の疾病の場合は例年の水準を保っている。徴兵検査白書によれば、代表的な重点管理対象の疾患である肝炎の場合、受検者が02年1万3758人から03年1万1362人へ減り、腰のディスクも02年1794人から03年1681人へ小幅ながら減少した。
徴兵検査の結果、腎臓疾患によって身体等級判定が見送られた7級の徴兵対象者は、01年415人、02年467人、02年615人、04年は8月現在878人と、年々増え続けていることが分かった。
同じ期間全体徴兵検査の対象者は、01年39万8000人余り、02年36万7000人余り、03年32万9000人余り、今年は8月現在22万5000人余りで下り坂をたどっている。
このため、腎臓疾患者が02年から急増し、不正疑惑があるにもかかわらず、兵務庁がこれに対する管理監督を怠ったのではないかという指摘が出ている。兵務庁は現在、腎臓疾患をはじめ、故意の身体損傷の恐れのあるアトピー性皮膚炎と入れ墨、視力障害など13の疾患を重点管理している。
これについて兵務庁関係者は、「徴兵検査を通じて腎臓疾患によって兵役免除になる5、6級の判定を受けた対象者が毎年490人前後の一定水準を維持していたため、大きな問題にはならないはず」と述べた。
しかし、兵役不正追放市民連合会の李ジェジュン幹事は、「制度上の不備に付け込んで、兵役を逃れようとする人が増え続けているのが厳然たる現実だ。兵役回避の手口がますます巧妙化しているだけに、システムの見直しなど補完策を講じなければならない」と指摘した。
一方、兵役不正事件を捜査しているソウル地方警察庁捜査課は8日、「兵務庁から腎臓疾患によって免除になった者に関する資料が入手され次第、追加の兵役不正があったかどうかについて捜査を進める」と明らかにした。
警察は同日、各球団に協力を求め、現代(ヒョンデ)ユニコンスの投手・朴某(28)容疑者ら、兵役不正の疑いが持たれているプロ野球選手9人を召喚して取り調べを行い、取り調べが終り次第、兵役法違反の疑いで逮捕状を請求する方針だ。
警察はまた、現代と斗山(トゥサン)所属の選手3人が最近チームを離れ、行方を暗ましたことが明らかになり、所在の把握に乗り出した。
警察は兵役免除判定を受けたプロ野球選手20人と一般人9人の合わせて29人に対する出国禁止措置を法務部に要請した。
警察はこれと共に、先月末中国に出国したコメディアンのシン某(26)容疑者がこのほど帰国したことを受け、身柄の確保に出た。警察は同日、捜査結果、兵役不正ブローカーたちが選手の年俸によって違う金額を要求していたことが確認されたと発表した。






