「うん〜、ドンヨル(銅烈)も行っちゃったし、うん〜、ジョンボム(鍾範)も行って」
ひと時、話題の流行り言葉だった「象」金応竜(キム・ウンリョン)監督(三星)の台詞だ。ヘッテ司令塔時代、主軸選手である宣銅烈(ソン・ドンヨル)と李鍾範(イ・ジョンボム)を中日ドラゴンズに送った後、惜しさのためつぶやいた言葉がコメディアンたちのパロディーで大々的に流行った。
「スンヨブ(承鎏)も行っちゃったし、ヘヨン(海泳)も行って」という金監督の「行っちゃってシリーズ」第2弾。今シーズンを控えて、三星(サムスン)は看板打者、李承鎏(イ・スンヨップ)と馬海泳(マ・ヘヨン)がそれぞれ千葉ロッテ・マリーンズと起亜(キア)タイガースに移籍した。
チーム本塁打の44%とチーム打点の36%を占めるほど比重が大きかった両選手が同時に抜けたことは、チームにとっては致命的なマイナスだった。
案の定、三星はシーズン序盤、10連敗の那落に陷った。金監督はこの時が最大の危機だったと言う。「投手も良くないし、打者も良くなかった。本当に手立てがなかった」。
しかし、三星は10連敗後、「底を打って値上がりする」証券市場のように、上昇ムードに乗った。連敗にブレーキを掛けては6連勝をして雰囲気を一変させた。その後、2、3位の上位グループを弛まず行き来した。
10日には、とうとう現代(ヒョンデ)、斗山(トュサン)を追い抜いて単独トップに躍り出た。三星が単独首位に出たのは今シーズンは勿論、昨年7月3日以来、約1年ぶりのことだ。
「クラブハウスのリーダー」梁逷赫(ヤン・ジュンヒョク)を中心に選手たちが一丸になった結果だ。それに、選手たちを適切にリードする宣銅烈首席コーチのリーダーシップもトップになれた原動力という評価を受けている。
しかし、金監督は「2位とは1試合の差しかない。また、宣コーチだけに功があるわけでなく、他のコーチたちも皆頑張っている」と言い切った。どの場面でも慎重さを失わない彼らしい発言だ。
金相洙 ssoo@donga.com






