プロ野球専門家たちがさんざん恥を掻くことになった。
シーズン初め、口をそろえてびり候補にあげた斗山(トュサン)が現代(ヒョンデ)を抜いて今月26日に初めて単独首位に躍り出たのに続き、27日には破竹の4連勝をあげ、独走態勢を整えたからだ。
斗山がリーグ戦でトップに立ったのは01年5月17日以来、3年1ヵ月9日ぶりのこと。一方、4月11日以後首位を維持してきた現代が2位に落ちたのは78日ぶりだ。
斗山の「パワー」は27日、韓火(ハンファ)に4−0で勝った蚕室(チャムシル)戦でも続いた。
勝利の主役である先発朴ミョンファンは、韓国最高エースの威容を思う存分みせてくれた。直球は球速152km、主な武器であるスライダーは変化球とは思えない140kmが出た。「国宝級投手」と呼ばれた宣銅烈(ソン・ドンリョル、三星首席コーチ)の全盛期を凌ぐスピードだ。指先の軽い負傷で6回まで投げて降りたが、奪三振6個に3安打1四球無失点を記録した。
これで朴ミョンファンは奪三振102個となり、2位の李スンホ(LG・93個)との差をさらに広げ、チーム同僚のレース、三星(サムスン)のベ・ヨンスとともに8勝で最多勝首位タイに上がった。平均自責は3.06で、起亜(キア)のユ・ドンフン(2.68)に続いて上位2位。
斗山の強力な打線は、韓火のベテラン投手ソン・ジンウを迎えても少しも気負けすることを知らなかった。2回に李スンジュンの先制ソロ本塁打とカン・イングォンの適時2塁打、3回にはホン・ソンフンの1点本塁打などで早目に勝利を決めた。
社稷(サジク)野球場では三星がベ・ヨンスの14連勝投に支えられ、ロッテに4−1で勝った。
ベ・ヨンスは7回まで、5安打2四球1失点で好投、シーズン8連勝をはじめ、昨年8月12日、大邱(テグ)韓火戦から始まった連勝行進を続けさせた。ロッテ戦は6連勝。
三星は0−0の均衡が続いた7回の1死満塁で、朴ハンイの2打点決勝打とカン・ドンウの1打点適時打で3得点し、勝負をつけた。
光州(クァンジュ)では勢いに乗っている起亜が前日、LGとの連続試合で全て勝利をおさめたのに続き、また13−2の大勝をあげ、3連勝を走った。先発リオスが8回まで、5安打2失点で防ぎ、金ジョングク、ホン・セワン、シム・ジェハク、金ギョンオンの本塁打4発がグラウンドを飛んだ。
反面、現代は鄭鏜台(チョン・ミンテ)がSKに7イニングで6安打3失点(2自責)してシーズン9敗目(4勝)を記録した。また、これで先頭の斗山との勝差は2勝となった。
張桓壽 zangpabo@donga.com






