何かにとりつかれたのか。
プロ野球の三星(サムスン)ライオンズは、二日連続で、珍奇な苦い経験をした。
15日と16日、蚕室(チャムシル)で行われた斗山(トゥサン)戦で2回も、9回裏2死後でサヨナラ負けをしたのだ。いっそ安打でも打たれたなら、こんなに悔しくはないだろう。とんでもない失投で2連敗したため、ショックは大きい。
15日の試合では、抑えの林昌竜(イム・チャンヨン)がミスを犯した。6−6の9回裏。無死満塁で林昌竜は、内野ゴロと三振を取り、足元の火は消したかのようにみえた。しかし、斗山ユ・ジェウンの打席で初球が脇腹に当たり、サヨナラ死球を出してしまった。今季1号で通算12回目の珍奇な記録。
16日の試合でも、似たような状況で悔しい思いをした。3−3の9回裏、2死1、3塁で斗山の洪源基(ホン・ウォンギ)を迎えた場面で、抑えのクォン・オジュンが暴投を演じてしまった。サヨナラ暴投は、今季1号で通算16号。これを見ていた三星の金應竜(キム・ウンリョン)監督と選手たちは、あっけにとられた表情。
しかしプロ野球には、これより珍しいサヨナラ記録が多い。
最高の珍記録は、サヨナラ打撃妨害。1997年6月27日、三星−韓火(ハンファ)戦で韓火の捕手だったカン・イングォン(現斗山)が、三星チョン・ギョンベ(現SK)の打撃を妨害し、唯一無二のサヨナラ打撃妨害の主人公になった。
サヨナラボークは通算4回しかなく、捕手がボールを捕れず決勝点を許すサヨナラパスボールも通算5回しかない珍しいケースだ。1987年当時、OB(現斗山)の捕手だった鉠凡鉉(チョ・ボムヒョン、現SK監督)はヘテ戦で、0−0で拮抗していた延長11回裏、ソン・イルソプの打席で、投手の金ジヌクのボールを捕れず、プロ野球初のサヨナラパスボールを記録した。
三星の捕手である陳甲竜(チン・ガビョン)は、通算5回しかないサヨナラパスボールの記録に2回も名を連ねた。
バッターからすれば、サヨナラヒットが最も痛快で、サヨナラホームランは言うに及ばない。
歴代のプロ野球で最も印象に残るサヨナラホームランは、開幕戦の1982年3月27日に東大門(トンデムン)球場で起こった。MBC青竜(チョンリョン)−三星ライオンズ戦で、MBCの李ジョンドが7−7だった延長10回裏に記録したサヨナラ満塁ホームランがそれだ。
金相洙 ssoo@donga.com






