6・15南北共同宣言4周年記念行事が昨日すべて終わった。南北関係の変化を実感させた、出会いそのものだけでも意味が少なくない行事だった。それにもかかわらず北側参加者の発言と態度は南北関係の実質的改善までにはまだ乗り越えなければならないヤマが多いことを見せてくれる。
李種革(イ・ジョンヒョク)アジア太平洋平和委員会副委員長が北側代表として訪問した事実から残念だ。金容淳(キム・ヨンスン)委員長が死亡したため李副委員長が来たのだろうが、北側が共同宣言の意義を本当に価値あるものに考えていたら、より上の人物を送るのが筋だった。韓国とすれば次官級の李副委員長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の前で手帳を取り出して金正日(キム・ジョンイル)総書記のメッセージを口頭で伝えたというが、どの国の儀典にこうした例があるのか聞いたことがない。
討論参加者たちの発言も相変らず失望だった。「民族共助が優先」と言ったが、外勢排斥の論理に従って米国との同盟関係を断ち切れという話に他ならない。保安法と主敵論の廃止要求は厳然たる内政干渉だ。討論会がテレビで生中継されて北側参加者の発言がそのまま南側の家庭に流れていたのに、いつまで古臭い保安法に文句をつけるつもりなのか。「赤化統一」を前文に明示している労働党規約から無くすのが筋だろう。
韓国側では金大中(キム・デジュン)前大統領を含めて与野党代表が全員参加した。盧大統領は北朝鮮の核開発の放棄を前提に「包括的で具体的な対北朝鮮協力計画」まで約束した。丁寧すぎるという指摘が出るのも無理はないが、だからこそ北側はもっと真剣な姿勢を示せばならなかった。
金総書記は李副委員長を通じて伝えたメッセージで、「南北関係を大きく発展させなければならない」と言ったが、相手を配慮する心が健康な南北関係の出発点であることを忘れてはならない。






