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「ウォーレン・バフェット式投資」大韓電線の実験

「ウォーレン・バフェット式投資」大韓電線の実験

Posted February. 24, 2004 22:54,   

大韓電線(テハンジョンソン)のハ・ソンイム常務は「大韓電線は、既存の財閥の事業多角化戦略の観点からではなく、収益多角化に向けて企業を買収している。米国の伝説的な投資家であるウォーレン・バフェットが率いる投資会社であるバークシャー・ハサウェイ社をベンチマーキングしている」と述べた。

事業株主会社を中心に団結し、ブランドを共有し、グループのオーナーが構造調整本部を通し、系列会社をコントロールする財閥の枠から抜け出すということだ。

1500億ドルの資産を持つ投資会社で保険会社であるバークシャー・ハサウェイ社は、コカコーラなど、米国の超優良企業60社余りに投資しているが、経営には一切口を出していない。投資した会社の株価の値上がりによる資本利得と配当など、投資利益のみ求める。

財界では、これを一種の「製造業の投資会社への衣替え」の実験として受け止め、大韓電線の行方を見守っている。

▲投資はするが、経営はしない〓大韓電線は、茂朱(ムジュ)リゾートとサンバンウルに経営陣を派遣せず、専門経営者を迎え入れた。会社では経理担当部長を派遣し、資金の流れがガラス張りであるかどうかだけをチェックしてもらう。

茂朱リゾートとサンバンウルのブランドをそのまま維持し、経営は専門経営者に下駄を預ける。

大韓電線は、眞露(チルロ)など、今後買収する会社にもこのような原則を適用する方針だ。

大韓電線はまた、事業株主会社でありながらも、投資会社の性格が加わることによって、共同代表取締役体制で運営される。

金ジョンフン副社長は、大韓電線の電線および営業を担当し、イム・ジョンウク副社長は投資会社の管理および新規投資会社探しを受け持つ。保険業を維持すると同時に投資業務を営むバークシャー・ハサウェイ社を見本にした。

▲大韓電線のパワー〓大韓電線は1950年代、財界ランク4位だった大韓グループの主力会社。同社のソル・ウォルリャン会長(62)は、グループの創業者である故ソル・キョンドン会長の3男だ。

保守的な経営で終始してきたソル会長が、このような手の多角化に取り組んだ理由は二つ。

まず、既存の主力事業である電線製造業が飽和状態になったからだ。ここ3年間売上げが30%以上減少した。

しかし、大韓電線は1955年創業以来、一度も赤字を出していない優良企業だ。1981年以来、累積純利益が3500億ウォンにのぼり、会社が保有した不動産価値も1兆ウォンにのぼる。今年も1兆3500億ウォンの売上げと1000億ウォンの営業利益が見込まれる。

二番目はLCDや半導体など、新規事業は多くのリスクがつくものだと判断したのだ。

1982年、家電事業部を大宇(テウ)グループに手放し、1999年アルミニュム事業部をカナダのアルカン社に明け渡したつらい経験も働いた。

そのため、大韓電線は余裕資金でM&A市場に出た優良企業を買収し、再生させる手法で投資収益を得ることにした。大韓電線は今まで、M&Aに5500億ウォンくらいを投資している。



李炳奇 eye@donga.com