スカル&ボーンズ・クラブ。米民主党の大統領候補指名のための初選挙であるアイオワ州コーカスでトップになったジョン・ケリー上院議員とブッシュ大統領の共通分母だ。似ているところが全くないような2人だが、彼らはイェール大学時代、裕福な家庭の学生の秘密の集いとも言えるこのクラブの会員だった。もちろん、卒業後の道は全く違う。軍隊に行かず戦争を起こしたブッシュ大統領と違って、ケリー議員はベトナム戦参戦勇士として名声を轟かせた。戦争では何度も死にそうな目にあい、大統領候補者選挙の世論調査では劣勢だったが、ついに初勝利をおさめた彼が「帰ってきたケリー」だ。
◆「どうしてあなたたちは、絶対に誤って死ぬなと人に言えるのか」。戦争の残酷さを知っているだけに反戦活動をしてきたケリー議員が、71年に上院外交委員会で投じたこの言葉は、多くの人々の心を動かした。国のために命を捧げた戦力と国家安保を重視しながらも、一方主義の外交には反対するケリー議員の慎重さは、民主党員たちには父親像として刻まれている。コメディアンのジェイ・ルノーが言う「ちょっと変わっているが、それでもハンサムな顔」は、ひげのないリンカーンのようだ。
◆今回のコーカスで、ケリー議員のカムバックに劣らず関心を引いたのは、ディーン候補の3位落ちだった。ディーン候補はネット上で熱烈な支持を受けたが、民主党の伝統的支持者とベトナム参戦勇士などの草の根有権者は、ケリー議員を選択した。叫び声と自慢に近い度の外れた遊説戦に、「アイオワ州の牛たちが、『狂ディーン病』を憂慮しているという笑い話が出る程だ。「デートはディーンとしたが、結婚はケリーとする」という話もある。
◆アイオワ州の初勝利が、候補指名の可能性を保証するわけではない。しかし、政治に対するアイオワ州の人々の開かれた態度を見れば、この地域の選挙結果に関心を持つ理由は十分だ。4年前の今頃、アイオワ州の人々は「ゴアをどう思うか」という質問に、「よく分からない。3回しか見ていない」と答えるのが普通だった。大統領選挙までまだ時間があるが、帰ってきたケリーに沸き返り、祭りのように党員集会を行ったアイオワ州の姿は実に羨ましい。
金順徳(キム・スンドク)論説委員yuri@donga.com






