ハンナラ党の崔秉烈(チェ・ビョンリョル)代表は24日、分権型大統領制または議員内閣制の導入に向けて総選挙後に改憲を推進する考えを明らかにした。
崔代表は、同日午前ハンナラ党の慶尙南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)地区の党員たちとの朝食会で「カネのかからない大統領選挙にするためには、分権型大統領制や議員内閣制を実施すべきだ」と強調した。
崔代表はまた「今回の総選挙からカネのかからない選挙にするべきだ。次の大統領選挙も金権選挙にならないようにするためには、改革が欠かせない」と指摘した。
崔代表が改憲の推進を公式に明らかにしたのは今回がはじめてで、崔代表の発言で権力構造の見直しをめぐる政界の論争が白熱する見通しだ。
これについて、大統領府とヨルリン・ウリ党は「国民の意思を無視した総選挙用政略に過ぎない」と批判した。
崔代表は同日、金海訪問後、朴振(パク・チン)スポークスマンを通じ「総選挙の前に改憲を進めたり、改憲を総選挙公約にするということではない」と説明した。
党内では、02年の大統領選挙以来、徐清源(ソ・チョンウォン)、朴熺太(パク・ヒテ)元代表と洪思鄹(ホン・サトク)院内総務など重鎮議員30人あまりが分権型大統領制への改憲の必要性を重ねて主張してきた。
一方、崔代表は昨年12月初め「07年の大統領選挙は今のようなやり方で行ってはならない。大統領の権限が強すぎる。このため大統領選でその座を取るために必死になって戦うことになり、莫大な金がつぎ込まれる」と指摘した。
李明鍵 gun43@donga.com






