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マンガ新人たちの奇抜な世界に

Posted January. 05, 2004 22:56,   

韓国の新人マンガ家たちの作品水準と個性はどのくらいだろうか。昨年、創作マンガ、カートゥーン、ストーリーなど3部門にかけて公募した「第1回大韓民国創作マンガ公募展」の受賞作品集『77年生まれ』(Nexus)が最近出版された。

『77年生まれ』には創作マンガ部門で大賞を受賞したチャン・スジンさんの「彼女、あなた、私、あるいは私たち…」とカン・ウォングさんの「痛い日の回想」(優秀賞)、ユ・ヒョンホさんの「循環線」(奨励賞)などが盛り込まれている。カートゥーン部門で優秀賞を受賞したホン・ソンイルさんの 「ヌディートゥーン」14点と金フンスさんの「ビリヤードマニア」(奨励賞)4点も一緒に載せられている。

「彼女、あなた、私、あるいは私たち…」のチャンさんは昨年、世宗(セジョン)大学のマンガアニメーション学科を卒業した新人。チャンさんは昨年末、ソウルアニメーションセンターが行った「創作支援公募展」でも「子供を食べる女」という短編で大賞を受賞した。

「彼女…」は一面はマンガ、もう一面は散文という独特の形式を取っている。マンガから散文に移る演出の技量がすぐれており、ストーリーの展開と構成の水準が高いというのが、高羽榮(コ・ウヨン)、李賢世(イ・ヒョンセ)審査委員らの評価だ。

劇場の切符売りとして働きながら新しい人生の跳躍を夢見るスイン、ダイン、ザギョン3人の20代女性が主人公だ。しかし、ザギョンとアルコール中毒者であるザギョンの父親がスインとダインを保証人にして銀行から金を借りて逃げてしまった後、彼らはばらばらに別れる。しかし、彼らはザギョンの父親の葬式でまた会う。作品のポイントは彼らがお互いを理解するようになる切ない過程。

「痛い日の回想」は、1997年の光州錦南路 (クァンジュ・クムナムロ)を背景に、デモがひんぱんだった当時の時代状況を私服を着た鎮圧隊(一名、白骨団)の見方で描いた作品。作家の主観を徹底的に排除して、現場の状況をありのままに描いた技量が目立つ。連日続くデモ鎮圧による肉体的疲れより、人々の冷ややかな反応に耐えられない鎮圧部隊員の痛みを描いた。祥明(サンミョン)大学マンガ学部98年度入学の作家カンさんは、同作品のために光州の錦南路、忠壯路、道庁周辺などデモが繰り広げられた現場を直接見て回り、当時の学生や鎮圧隊員に直接インタビューする情熱を見せた。

昨年、LG・東亜(トンア)国際マンガフェスティバルで大賞を受賞したユ・ヒョンホさんの「循環線」は、金魚を媒介に女子高生とある男子下宿生のおぼろげな懐かしさを水彩画で描き出した。

「ヌディートゥーン」のホンさんは大人趣向のカートゥーンを見せ、40代の金フンスさんは「ビリヤードマニア」で穏かな内容のカートゥーンを見せてくれる。



徐廷輔 suhchoi@donga.com