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[オピニオン] 妾と二番目の奥さん

Posted November. 23, 2003 22:52,   

一夫一婦制の我が社会にも妾のある男性が意外に多い。30、40代もある。妾を公式化(?)する過程はたいていこんな風だ。浮気をして後は一緒に暮らし、子供が生まれると妾の戸籍に入籍する。子供が学校に入る頃、妾は子供を父親の戸籍に入れてほしいと言う。韓国の戸籍制度では、夫は妻の同意なしにも妾の子の出生届けができる。夫は妾の戸籍から自分の戸籍にこっそり出生届けをする。灯台もと暗しで、夫の二重生活と私生児の入籍を妻が一番後で知ることになる。婚家の人たちは概して本妻をそまつに待遇する。妾の婚姻届け要求が始まれば妾を持つ男たちは本妻に離婚を要求し虐待する。朝鮮(チョソン)時代の話ではない。21世紀大韓民国の現実だ。

◆60代のお婆さんが訪ねてきた。夫が20年前から妾と一緒に暮らしているというのだ。妾の子を戸籍に本妻子であるように同意もなしに載せており、事実が知られるや結局妾の所に行ってしまった。痴ほうにかかった夫の祖父母を看護するのに生活費だけ少し送るだけで、かえっては来なかった。最近、夫は離婚を要求して家を売ると脅かしている。妾には家を買ってあげたが本妻には名義移転してくれた財産がない。

◆幼い子2人を持つ30代の若い女性も夫がある女性と一緒に暮らして、子まで生んで戸籍に密かに載せたことが分かった。舅姑を尋ねてこの事実を言うと、姑は「男は10人の女を厭わないものだ」と話した。我が社会は男性中心の家父長制が根深い。家父長制の考え方が女性たちにも内面化されて女性が女性に対する加害者になる。こうした事件の訴訟で男性側の弁護士は妾を「二番目の奥さん」と言う。筆者は異議を申し立てる。一夫一婦制の国家で二番目の奥さんはなく、「妾」または「相姦女」であるだけだと。

◆夫の蓄妾が分かってからも我慢して暮す女性の共通した理由は経済力がなくて、離婚訴訟をしても裁判所の認める慰藉料が少なく、子供の養育費もとても少ないからだ。こうした被害にあった奥さんたちは訴訟をしたくても裁判所の判決水準にがっかりして堪えるか、失望な結果を甘受しながら訴訟をしなければならない。韓国の裁判所は違憲行為である蓄妾をした男たちに寛大だ。裁判所が宣告する慰藉料の金額も5000万ウォン水準を超える場合が珍しくて、奥さんの悔しさは増す。憲法上、家庭制度の維持のために家父長制の考え方を無くすのが社会イシューにならなければならない。蓄妾行為は家庭崩壊の犯罪であり、人権を踏みにじる犯罪だ。

ソン・ムンホン論説委員 songmh@donga.com