IBMは情報通信部(情通部)傘下の情報通信研究振興院(IITA)と契約を結び、ソウル江南区道谷洞(カンナムク・トコクドン)に建坪800坪規模の「ユビキタス・コンピューティング研究所」を設立することにしたと、24日発表した。
IBMと情通部によると、同研究所にはIBMとIITAが今後4年間で各々1600万ドル(約190億ウォン)、あわせて3200万ドル(約380億ウォン)を投資し、自動車用インターネットネットワーク、コンテンツ提供技術(テレマティクス)、携帯電話、それに個人用携帯情報端末機(PDA)など、携帯機器用運営システムおよびプログラム(インバディドソフト)開発に取り組むことを決めた。IBMは昨年、現代(ヒョンデ)自動車とテレマティクス共同開発の提携を結んだ。
同研究所は17年間あまり、米IBMザッスン研究所の研究員だった現韓国IBM技術研究所長李ホス博士が所長となり、ザッスン研究所の現地人材10人と国内IBM技術研究所人材25人、そして新規採用人材45人など、研究員70人規模で12月に立ち上がる。研究員の規模はその後100人水準に増やす方針だ。
研究所の維持費など、関連費用はIBMが負担し、既存の建物を借りて使用することにした。
今回のIBM研究所の設立は8月29日、インテルのスタンコヴィッチ会長が「韓国にR&Dセンターを設立する」と宣言したのに続いて行われた二番目の多国籍情報技術(IT)企業R&Dセンターの国内誘致。陳大済(チン・デゼ) 情通部長官が83〜85年ザッスン研究所の研究員として勤めていた縁から、物事がうまく運んだ。ニック・ドノプリオIBM首席副社長は「韓国の優秀なITインフラのため、研究所設立を決めた」と述べた。
羅成鎏 cpu@donga.com






