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[社説] 「崔導術氏疑惑」は解決していない

Posted October. 16, 2003 22:54,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の20年来の側近である崔導術(チェ・ドスル)前大統領総務秘書官が、大統領選挙直後にSKから巨額を受け取った容疑で拘束されたことは衝撃的だ。道徳性と改革を掲げて発足した盧武鉉政府の正当性を根本から揺るがす不正に違いない。しかしこれは、「崔導術氏疑惑」究明の終わりではなく始まりに過ぎない。逮捕状に表わされたことだけでは、崔氏が受け取ったカネの性格や用途、大統領との関連性は依然として不明だ。

崔氏不正は、盧大統領が「再信任を問う」と宣言した一番の理由になっただけに、個人レベルを越えた問題だと考えなければならない。盧大統領はこの件で「知らないとは言えない。目の前が真っ暗になった」と述べた。野党3党が大統領の説明を要求し、検察捜査が十分でない場合には、国会国政調査と特別検事(特検)を推進するとしたのもこのためだ。

巷では、崔氏が受け取ったカネの性格について、「当選祝い金」などの言葉が飛び交っている。崔氏が11億ウォンを受け取った日は大統領選挙直後であるうえ、盧大統領の息子の結婚式の日だったという。大統領選挙の期間だったなら選挙資金だといえるが、その後なのだから、極めて旧態的かつ典型的な権力型不正だと言わざるを得ない。

検察は、再び特検を呼ぶ屈辱を繰り返してはいけない。企業側が誰を見てカネを渡したのか、受け取ったカネはそれだけなのか、他からは受け取っていないのか、盧大統領とは、事前や事後に話しがなかったのかなどを徹底的に明らかにしなければならない。盧大統領も明らかにすべきことは、隠さずに明らかにしたほうがいい。これは、検察が大統領と関連する部分まで捜査できるのかという一部の疑問を洗い流す道になり得るからだ。一方野党は、具体的根拠がある内容なら疑惑を提起し、無責任な政治攻勢は慎まなければならない。

大統領再信任国民投票で崔氏不正疑惑を解決せずには前進できない状況になった。すべてが、大統領と検察にかかっている。