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国情院、宋教授を検察に送検 不起訴意見提出か

国情院、宋教授を検察に送検 不起訴意見提出か

Posted September. 30, 2003 23:16,   

国家情報院(国情院)は、ドイツ在住の哲学者、宋斗律(ソン・ドゥユル、59)ドイツミュンスター大教授が北朝鮮のための活動を行ったという容疑についての取り調べを終え、同事件を10月1日に検察に送検することを決めた。

国情院は、宋教授が事実上の「遵法誓約書」を提出し、国民に謝罪の立場を公表したいとの意向を示したことによって、公安関連犯罪者の処理規定に基づき不起訴の意見を検察に出す方針を固めたものとされる。

朴満(パク・マン)ソウル地検第1次長検事は30日、記者懇談会を行い「国情院が宋教授事件を1日に送検したいと知らせてきた」とし「身柄処理の指揮についての問い合わせがなかったために、在宅起訴の状態で送検するのは明らかだが、起訴意見で送検するのかどうかは、まだ把握できていない」と語った。

朴次長は「宋教授が送検された後、記録と証拠を綿密に検討し、最終的な処分を決めたい考えだ」とし「何回になるか分からないが、宋教授を少なくとも1回以上召喚し、取り調べる計画だ」と付け加えた。

同次長は「起訴するかどうかなど処分の結果については全く決まっていない」と述べた。

検察は今週中に宋教授を召喚し取り調べた後、早ければ今週末までに最終的な結論を下すものとみられる。



jefflee@donga.com