梁吉承(ヤン・ギルスン)前大統領第1付属室長に対する「隠し撮り」を主導し、金品を受け取った疑いで拘束された金度勳(キム・ドフン)前清州(チョンジュ)地検検事(37)が、4日午前、清州刑務所から釈放された。
先月21日に拘束された金前検事は、前日の拘束適否審で裁判所から釈放決定が下されたことで、同日保釈金2000万ウォンを出して釈放され、今後非拘束の状態で裁判を受けることになる。
▲金前検事側の主張〓金前検事は同日の釈放後の記者会見で、「正しい判断を下した裁判所に敬意を表し、私のために力になってくれた34人の弁護団に深く感謝をささげる」とし「経緯はどうであれ、国民に心配をかけて申し訳ない」と話した。
金前検事は、「(マスコミに公開された)捜査日誌は、捜査過程で経験したことを記したものだ」とし「検察内の捜査外圧について、必要なら弁護団と相談して今後ありのままを話す」ことを明らかにした。
金前検事は隠しカメラ撮影の主導と金品収賄の容疑について、「今後の裁判過程で真実が明かにされるだろう」と強調した。
金前検事の弁護団は、「検察が金前検事に対する不正を追加起訴すると言うが、これは捜査初期に関係者の供述に信憑性がないと検察が結論を下した部分だ」とし「検察が確かな物証をつかむことができず、金前検事のあら探し捜査に重点を置いている」と非難した。
弁護団はまた、「検察は、この事件の本質である検察内部の李ウォンホ容疑者(50、拘束)庇護疑惑と李容疑者の政界ロビー疑惑などに捜査力を集中しなければならない」と主張した。
これについて清州地検の秋有鎏(チュ・ユヨプ)次長検事は、「5日の金前検事への起訴後、さらなる犯罪事実が明らかになれば、追加起訴する方針だ」と語った。
▲過剰捜査論議〓金前検事の釈放で、市民団体と法曹界の一角で、検察の過剰捜査論議が起っている。
忠北(チュンブク)市民社会団体連帯会議は同日、「金前検事が釈放されたのは、検察捜査の公正性と正当性に問題があることを裏付けている」とし、「捜査チームを交代させ、今回の事件の本質である梁前室長供応事件の真実を明らかにするために、特別検察(特検)を導入しなければならない」と主張した。
金前検事の弁護団は、「検察が全面的に関係者の供述にだけ依存し、これを裏付けるだけのいかなる物証も確保することができなかった」と主張した。裁判所が拘束適否審で釈放決断を下したのも、弁護団のこのような主張を相当部分受け入れたためだ。
実際に検察は、金前検事を拘束した後、家宅捜索と口座追跡までしたが、関係者の供述以外に金品を受け取ったという明らかな証拠を確保することができなかった。隠しカメラ事件の場合、むしろ金前検事が直接介入しなかったという関係者の供述もあった。
さらに金前検事に金を渡したという朴容疑者(44、女、拘束)の供述も信憑性に欠け、検察は金前検事の容疑立証に向けた具体的な証拠確保に全力を傾けなければならない状況だ。
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