韓国、北朝鮮と周辺4カ国が参加した北京6者協議に対する北朝鮮の失望は歴然としている。北朝鮮は、今回の協議を百害無益として、米国の態度が変わらなければ、次回協議には応じないと不満を露にした。北朝鮮は、米国が対北朝鮮敵視政策を放棄しなければ、自衛措置として核の抑止力を強化する選択以外に方法がないという点を強調している。
◆1905年7月、フランクリン・ルーズベルト米元大統領の特使ウィリアム・タフト陸軍長官と日本の桂太郎首相は、「桂タフト協定」を通じて朝鮮の運命を決定した。日本が朝鮮を支配できるように米国が黙認する代わりに、日本はフィリピンを攻めないという「ビックディール」を結んだのだ。また、英国と日本は反ソ連戦線を共同構築するために、1902年1月に日英同盟を結び、英国の清に対する利権と日本の朝鮮に対する利権を互いに保障した。朝鮮人の意志と能力とは関係のない列強のこのような黙認によって、いわゆる韓日併合が強行された。
◆第2次世界大戦が終盤に近づいた頃、米、英、ソ、中の連合国首脳は、カイロ、ヤルタ、ポツダムなどの一連の国際会談を通じて、終戦後の朝鮮に対する信託統治を話し合った。この延長線上で、日本敗戦直後、米国とソ連が恣意的に38度線を引いて韓半島を分割占領したことで、現代史で朝鮮民族の悲劇の出発である分断が成立した。朝鮮民族の意志とは関係なく、韓半島の運命が決定されてしまったのだ。周辺大国に囲まれた地政学的条件と我々の無力によって、朝鮮民族はいつも受身の立場を取らざるを得なかった。
◆韓半島問題解決に向けた国際交渉に、南北が当事者として4大国と膝を突き合わせた。100年前や50年前の状況と比較すれば、インドシナ問題と韓半島問題を扱った1954年のジュネーブ会談を除けば、史上初めて、我々の手で韓半島問題をめぐる政策決定に影響力を行使できる機会を迎えたのだ。今回の6者協議は、北朝鮮核問題解決に向けた第一歩であり、長く険しい交渉過程を予告している。中国と米国が積極的に介入している状況で、韓国の立場を反映する努力が切実である。北朝鮮は交渉戦略で優位を占めるための圧迫措置として会談不参加を掲げることもあり得る。しかし、我々の運命がまたも他人の手で決定されるようなことがないように、必ず南北がともに参加して、主導的に解決しなければならない。北朝鮮は、平和的解決の決断を下さなければならない。
安仁海(アン・インヘ)客員論説委員(高麗大学国際大学院教授)yhahn@korea.ac.kr






