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現代自動車の労使合意は「世界トップ5入り」に足かせ?

現代自動車の労使合意は「世界トップ5入り」に足かせ?

Posted August. 08, 2003 21:55,   

現代(ヒョンデ)自動車の労使賃金団体交渉の妥結を受け、これからの現代自動車海外進出戦略に支障をきたしかねないという懸念の声があがっている。専門家は、特に今回の合意が「2010年まで200万台の海外生産基地の構築」という現代−起亜(キア)自動車の目標達成の足かせになるおそれがあると警告している。

▲海外進出を妨げる労使合意事項〓専門家は「国内工場生産量の2003年水準維持」、「工場移転時は労組に90日前に通報」、「海外工場の建設を理由とした希望退職の禁止」、「生産ライン調整時の労組の同意」などを問題の条項としてあげている。

大宇(テウ)証券アナリストのチョ・ヨンジュン氏は「以前は取締役会の決定だけで海外進出を決めることができたが、これからは労組の了解を得る手続きがあるため、海外進出の意思決定のスピードと効率性が大きく低下するおそれがある」と指摘した。

世宗(セジョン)証券アナリストのヨン・デイン氏は「今後、自動車の景気と現代自動車の後続モデルが成功するかどうかによって状況は変わってくるだろうが、海外工場の建設後も労使合意を受けて国内工場の生産量を03年水準(180万台推算)に維持しなければならず、生産ラインの調整ができなくなれば、現代自動車のグローバル戦略に大きな支障が出るだろう」と話した。

▲海外進出が重要な理由〓現代自動車の生産能力は214万台。この中で海外生産能力は25万台で全体生産能力の10%をかろうじて超えている。これに対し、日本の自動車メーカーを含めた屈指の自動車メーカーはいずれも海外生産体制を備えている。現代自動車は現在、生産基地のグローバル化に一歩を踏み出したばかりだ。

現代グループは10年までに国内300万台生産、海外200万台生産という「グローバルトップ5入り」と言う目標を立てている。このため、現在米国のアラバマで年間30万台を生産できる工場を建てており、欧州でも工場の敷地を捜している。今年から本格的な生産に入った中国工場も生産施設を大幅に増やすという計画だ。

三星(サムスン)証券の金ハクジュアナリストは「グローバル企業になるためには、販売のみならず生産でも多角化をはかるべきであり、マーケティングとアフターサービスの上でも現地に工場を構えているのとそうでないのとは大きな違いがある」と述べた。



孔鍾植 李那姸 kong@donga.com lfrosa@donga.com