「大丈夫です。基本訓練だけをしっかりすれば優勝を望めると思います」
マラソンの李柱鳳(イ・ボンジュ、33、三星電子)選手が、1ヵ月間のニュージーランドでの転地訓練を終えて29日に帰国した。黒く日に焼けて痩せた顔だ。しかし心は言葉どおり余裕がある。
8月30日に開かれる2003パリ世界陸上選手権大会マラソン試合まで後1カ月。李選手は、韓国の選手で初めて世界選手権大会で月桂冠をかぶるという覚悟だ。
今回の大会は地獄のレースになると言われている。まず午後2時20分に出発するため25〜28度の「昼間の蒸し暑さ」の中で走らなければならない。湿度は約40%だ。普通、マラソンの最適気温は9度前後だ。1度高くなるたびに記録が30秒〜1分くらい遅くなる。
コースも手強い。出発後14.5kmからシャンゼリゼ通りに沿って凱旋門までの約2km区間は標高差25mの上り坂。その上、この区間は石がいっぱいでデコボコしている。それだけに膝と足首に与える衝撃が大きく、すぐ疲れてしまう。コースが市内中心を通るのでコーナーが多いことも問題だ。
日本の男子マラソン代表チームも現地調査を終えた後、「路面がデコボコしているうえコーナーが多く、選手たちが足に疲れを多く感じるだろう。優勝のためには体力がカギだ」と分析した。
しかし李選手は気にしてないようだ。「まったく同じ条件じゃないですか。訓練を一生懸命に訓練して、身体のコンディションを良い状態に持っていくかが大切だと思います。」
専門家たちが予想する優勝記録は2時間12分から16分台。李選手の個人最高記録(2時間7分20秒)より、およそ5〜9分遅い。
李選手は6月、江原道横渓(カンウォンド・フェンゲ)で高強度の体力訓練を消化した後、7月にはニュージーランド・ハミルトンで1日40kmずつ、1週間に300km以上を走った。8月3日にはイタリアに渡って最終訓練をした後、パリ現地には20日に入城する予定だ。
オ・インファン三星電子監督は、「初盤に難コースがあるが、李選手がレース経験が豊富なので克服してくれると思う。25kmや35km地点で勝負を決める戦略を立てている」と語った。
梁鍾久 yjongk@donga.com






