韓米両国は昨日、在韓米軍が担っている板門店の共同警備区域(JSA)の警備責任を遅くとも2005年の初めまでに、韓国軍に移譲することで合意した。韓国軍が休戦ライン155マイル全域の警備を単独で負うことになる。停戦後、約50年という年代記的意味とともに、韓国が初めて米軍の手を離れて北朝鮮との軍事境界線の防衛を担うという象徴性が、重くのしかかってくる。特殊部隊の海上侵入阻止など、これまで在韓米軍が担った8の任務まで韓国軍に移譲するという。自主国防の観点から見れば、肯定的な側面がないわけではない。
しかし、南北が依然として対峙している現実を考慮すれば、韓米のJSA警備の責任移譲は時期的に適切ではない。北朝鮮の核開発の動きによって、現在、韓半島には緊張が張りつめている。このような状況で、韓国軍がJSA警備をすべて担うということは、緊張緩和に役立たない突然の変化という憂慮をぬぐえない。緩衝の役割をしていた米軍が抜け、南北の軍が直接対峙すれば、偶発的であれ衝突が発生する危険性が高くなるのではないか。
米国が、移譲時期を2010年以降にするという韓国側の主張を一蹴し、自分たちの計画を貫徹したことも懸念される。韓米両国は、今回の合意が韓国軍の「一人立ち」に向けた時間的な余裕を十分に考慮した決定だったのか、納得できる説明をすべきである。
在韓米軍の役割変更と再配置は、米軍の一方的な決定によって推進できる事案ではない。龍山(ヨンサン)基地移転のような大歴史を控え、米国が強引に進め、韓国は仕方なく米国の方針を受け入れるのではないかという疑いが広がれば、韓米摩擦は大きくなるしかない。
韓米両国は、休戦ラインの単独警備を推進する前に、韓国が責任を負えるかどうか綿密に検討し、不足があれば、適切な補完策を設けなければならない。そうしてこそ、在韓米軍の変化が、韓米両国にとって「ウィン・ウィンゲーム」となり、究極的に韓半島の平和に寄与することができる。






