ブッシュ米大統領がイラクの大量破壊兵器(WMD)開発関連情報を誇張したかどうかが、来年11月の米大統領選挙の最大論点に飛び火する可能性が高まったと、AFP通信が22日報じた。
同通信は先週、上下両院がイラク戦争の名分であるWMD保有の可否に対する非公開調査に入った後、民主党の大統領候補らがホワイトハウスに対する非難の声を高めているため、政治的に敏感な問題になっていると報道した。
上下両院による調査も、ブッシュ大統領がWMDの危険性を誇張したのかどうかに焦点を当てているため、これが来年の大統領選挙で共和党に打撃を与えかねないということだ。
同通信は同日、民主党の大統領選挙立候補者の一人であるハワード・ディーン前バーモント州知事がNBC放送に出演し、この問題を取り上げて「私たちはだまされた」と批判したと伝えた。
22日、シカゴで開かれた民主党大統領候補討論会でも非難が殺到した。デニス・クチニチ下院議員は、「私たちはWMDがないことを知っていた。大統領は米国民にうそをついた」と主張した。
エル・シャプトン牧師は、「クリントン前大統領がブッシュ大統領のように国民を戦争へ導いたとしたら弾劾されたはず」と主張した。
特に、民主党候補のジョン・ケリー上院議員は18日、演説を通じて、「ブッシュ大統領は、イラクが核物質を持ち込もうとしたうえ、生物兵器を運ぶ空中兵器を保有していると言っていたが、今の状況を見て見ると、そうではない。彼が米国の信頼度を低下させた責任を選挙運動期間を通して問い続けるつもりだ」と明らかにした。
一方、上院情報委員の共和党のチャック・ヘイグル議員も22日、ABC放送に出演して、「イラクのWMD保有問題は、ブッシュ政権の信頼度に暗雲をもたらした」と述べた。
こうした状況は、ブッシュ大統領の再選に不利に働く公算が大きいが、彼は来年の大統領選挙だけでなく議会選挙でも圧倒的な勝利をおさめて、90年台中盤以降、共和・民主両党が保ってきたバランスを崩す計画だと、ワシントンポストが22日報じた。
權基太 kkt@donga.com






