イラクが敗戦以降、ポルノ映画など、西洋文化の氾濫と人身売買、殺人など各種の社会犯罪で一層荒廃化し、深刻な戦争後遺症に悩まされている。
中国の官営新華通信が発行する『参考消息』紙はフセイン政権の没落以降、イラクが無政府状態に陥り、伝統的な価値観と社会秩序の破壊という「第2の戦争」を経験していると最近、現地取材を通じて伝えた。
▲最低の西洋文化の氾濫〓胸がきわどく露出した色っぽいハリウッド女優、血まみれの暴力と殺人の場面。首都・バグダッドの映画館にかかげららた看板とポスターはわいせつな絵とともにセックスと欲望という派手な宣伝文句が踊っている。イラクが禁欲を美徳として考えるイスラム国家なのか疑わしいほどだ。戦争の前には、とても想像できないことだった。
機関銃を手にしたシルベスター・スターロンとアーノルド・シュワルツェネッガーのアクション映画の看板を見て映画館に入ると、実際には各種の変態場面を盛り込んだポルノ映画が上映されている。主に米国やフランスのものだ。お金さえ払えば、子供たちも入場できる。
外人記者と米軍が主に泊まっているバグダッドのパレスチナホテルの前にはスコットランド産のウィスキー、フランス産のコニャック、東欧のウオッカなど、各種の輸入酒が並んでいる。スコッチウィスキーが1本15ドル(約1万8000ウォン)で、ヨルダンの免税店の価格より安い。ホテルの前だけではなく、ほとんどの市内の商店はもちろん、道でも輸入酒を販売する姿をよく見かけることができる。
洋酒の搬入ルートははっきりしていない。最近、バッグダッドでは真昼にも酒に酔っ払って騒ぎを起こす若者たちの姿を頻繁に見受ける。
▲犯罪が幅を利かすイラク〓先月30日、バグダッド市内の真っ只中で銃を手にした人身売買団がおおっぴらに10代少女を拉致する事件が発生したが、市民は泣き叫ぶ少女を見ても何の手も打てなかった。最近、人身売買団がある富豪の娘を拉致して身代金50万ドル(約6億ウォン)を要求したこともあった。
バグダッドには主に10代少女たちをターゲットにした婦女子人身売買事件が一日1件程度で起こっている。身代金を要求する場合もあるが、大部分は風俗産業と結びついた人身売買市場に売り渡す。
最近、バグダッド市内でTシャツに「殺人請負」という文字を書き込んだ組織暴力団4人が街をかっぽし、市民が仰天させた。
請負業者の大部分はイラク戦争直前に赦免を受けた元犯罪者たち。フセイン政権のとき、既得権層に恨みを持っていた人が多いことに目をつけたものだと、現地のマスコミは伝えた。
yshwang@donga.com






