西海(ソヘ)沖の北方境界線(NLL)を集団で越線してきた北朝鮮の漁船に対し、韓国海軍艦艇が警告射撃を行ってから1日経った2日午前5時45分ごろ、西海・延坪島(ヨンピョンド)近海に北朝鮮の漁船4隻が再びNLLを侵犯してきたと、韓国軍合同参謀本部(合参)が同日発表した。
合参によると、北朝鮮の漁船は2日、延坪島の西方6.4マイル海上でNLLを越えて漁をしていたところ、海軍高速艇2隻と哨戒艦1隻が現場に出動し、警告放送とともに威嚇機動に乗り出すと、越線して20分経った午前6時6分ごろ、北朝鮮領海に帰っていった。
今年に入って、北朝鮮の漁船によるNLL侵犯は11回で、先月3日に北朝鮮の警備艇が白翎島(ペクリョンド)の 近海を越えてきたことまでを含めると、北朝鮮の船のNLL侵犯は計12回にのぼる。とくに、先月26日以降は1日(29日)を除いて毎日のようにNLLを侵犯している。
合参の関係者は、「この過程で北朝鮮警備艇の動向に異常はなかった。北朝鮮の漁船が外貨稼ぎの目的でカニの漁獲量を増やすために、北朝鮮軍の黙認の下で意図的にNLLを侵犯しているものとみて、綿密に分析している」と話した。
尹相虎 ysh1005@donga.com






