
「私は負けるのが死ぬより嫌いです。ゴルフで2位を誰が認めてくれますか」
14日、韓国に帰ってきた「ゴルフの女王」朴セリ(26、CJ)。今シーズン米LPGAツアー8大会に出場して2勝(最多首位)に加えて、「トップ10」5回を記録し、賞金ランキング首位(56万2900ドル)であるためか、表情が明るかった。
時差ぼけのために、いつも夜明けに到着する飛行機に乗る朴セリは、予定時間より30分早い午前5時頃、仁川(インチョン)空港に着いた。簡単な帰国インタビューをしてからすぐ宿所であるソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)ロッテホテルに向かった。ハードな日程のため単独インタビュー要請に一切応じない朴セリを説得して、ホテルのロビーでインタビューをした。
今シーズン、朴選手の2勝(セーフウェイ・ピン、チックフィルAチャリティー)は、最終ラウンド8アンダーで手にしたはらはらの逆転勝ち。その勝負師の気質がどこから出るのか知りたかった。
「幼い頃から父に『2位は要らない』という言葉を耳にたこができるほど聞かされました。負けることを喜ぶ選手はいないと思いますが、私は特にそうです。プロゴルファーになってからは、それをさらに実感しました。強者だけが生き残ることができるからです」。
シーズン中にも、月・火曜日はウエートトレーニング、水曜日は有酸素運動(自転車乗りなど)をする朴セリ。鉄の足に代表される強い体力の秘訣がここにあるようだ。
インタビューの途中、一緒に帰国した専担キャディーのカーン(34、英国)から電話がかかってきた。朴セリが出場する03MBCX−カンバス女子オープン大会の場所である88CCコースの実地踏査をしようと思っているので、協力してほしいという内容だった。完璧な条件で主人(朴セリ)にサービスしようとするカーンの誠実さが感じられる。飛行機を10時間以上乗って疲れているはずなのに、すぐコースを点検するとは…。
「カーンのためにも、今回は必ず優勝したいです。米進出後、韓国の大会では一度も優勝したことがありません。去年CJナインブリッジ大会は米LPGAツアーだったからです。」
今年、初優勝を記録したセーフウェイ・ピン最終ラウンド17番(パー4)12mのパーバッティングと、チックフィルAチャリティー最終ラウンド延長戦3番のバーディーパッティング(4.5m)は、今も記憶に残っている。当時、朴セリはどうだっただろうか。
「勝敗がかかっている重要なパッティングの瞬間には何にも考えません。むしろ優勝が確定した後、最終ホールで残った短いパッティングの時に緊張します。失敗すれば恥ずかしいでしょう(笑い)。」
「ライバル」のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に対しても、朴セリは淡々としていた。ビジェイシン(フィジー)がソレンスタムのPGA挑戦を非難したという話を持ち出すと、朴選手は「米国でも否定的な見方がもっと多いです。しかし、ゴルフは自分との戦いですから、やりたければやってみてもいいんじゃないですか。私も関心はあるけれど、まず目指している目標があるので、今はまだその時期ではないようです」と密かにソレンスタムをかばった。
「ソレンスタムは確かに飛距離が長くなりました。私より平均10ヤードも伸ばしています。でも、ドライバーショットの飛距離は別に問題になりません。私のアイアンショットの距離は他の選手たちより平均1クラブまたは1クラブ半ほど長いですよ。」
いつもそうだったように、朴セリは自信に満ちている。その自信感が彼女を米LPGAの首位グループにのし上げたと言っても過言ではないだろう。
安永植 ysahn@donga.com






