「体力と集中力の勝負」
「小憎らしい」春雨が米男子プロゴルフ第67回マスターズ大会「グリーンジャケット」の最大の影響要因として浮かびあがった。
3日前から降ったり止んだりした雨が開幕当日の10日(現地時間)に降水量120mmの大雨に変わってコースの状態が悪くなり、39年の初大会以来64年ぶりに1ラウンドが翌日に順延され、11日に予選1、2ラウンドを行うことになったためだ。
大会3連覇を目指す「ゴルフの皇帝」タイガー・ウッズ(米国)と、マスターズ大会デビュ戦を行う「タンク」崔京周(チェ・ギョンジュ、スーペリアテイラメード)などの若手選手には負担があまり大きくないが、10度前後のやや冷たい空気を考えると、「高齢選手」には強行軍になるはずだ。
これについてアーノルド・パーマー(74、米)は、「どろどろしたフェアウェーでは平素より1000ヤード以上歩かなければならないので、体力消耗が大きい」と憂慮した。
「グリーンが一層柔らかくなったオーガスターナショナルGCでは、精巧なパットより長打力に支えられた思い切ったホール攻略が勝負を決めるだろう」という予測もある。グリーン全体に高性能排水施設の「サブエア(Sub Air)」が設置されてはいるものの、悪名高い「ガラスグリーン」の威力はすでに半減された状態だ。
また、どろどろのフェアウェーではボールがスムーズに転がらず、述べ7290ヤードのコースが8000ヤードほどに感じられるため、「ショット中心」の選手は、なかなかバーディーにならない見通しだ。
ロレン・ロバーツ(48、米国)は、「現在のコース状態では、ドライバーショットを少なくとも280ヤード以上飛ばさないと、優勝は不可能」と愚痴をこぼした。
しかし、ウッズをはじめ、デイビス・ラブ3世とフィル・ミケルソン(以上米国)、アーニ・エルス(南ア供)などの長打者には、絶対的に有利な試合になると予想される。特に弾力ある長打を飛ばすラブ3世には絶好のチャンス。
また、泥塗れになったゴルフボールは、その方向を予測できないので、とんでもないショットミスも相次ぐ見通し。主催側は予め「ボールについた泥を拭き取ることを禁ずる」と発表した。
安永植 ysahn@donga.com






