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高齢者の46%「子供と別々に暮らしたい」 統計庁

高齢者の46%「子供と別々に暮らしたい」 統計庁

Posted February. 23, 2003 22:15,   

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高齢者の父母の半分は、子女らに頼らず「別々に暮らしたい」と考えていることが分かった。また、年を取ると「健康」や「寂しさ」よりは「経済問題」がさらに大きな問題だと回答した高齢者が多かった。

統計庁が23日発表した「02年社会統計調査結果(家族・福祉・労働部門)」によると、経済など他の分野と同じく、老後の保障、職業の選択、女性の性差別など社会構造も日々西欧化しつつあるという。今回の調査は、全国の約3万世帯の満15歳以上を対象に行ったもので、1998年以来4年ぶりに行われた調査だ。

▲子女と同居する父母は半分以下〓父母と子女が一緒に暮らしている世帯は全体の42.7%で、半分以下に落ちている。1998年には、この割合が54.6%だった。

「高齢者の父母を誰が扶養すべきか」との質問に1998年には「家族」との回答が89.9%だったが、今回の調査では70.7%へと下がった。家族のうち「子女のなかで能力のある人」が扶養すべきとの回答も45.5%から21.2%へと大きく減った。

その代わり「父母が自ら解決すべき」との意見は8.1%から9.6%へと高まった。「家族と政府、社会が共同で責任を取るべき」との回答も18.2%にものぼった。

高齢者らも老後の生活を子女らにそれほど期待していないすう勢だ。60歳以上の高齢者のうち「今後子女と一緒に暮らしたいと思っているか」との質問に「一緒に暮らしたい」との回答が53.0%「一緒に暮らしたくない」が45.8%、その他が1.2%だった。

▲性差別が減ったものの依然として多い〓10人のうち7人は、社会生活のうえで性差別を感じたことがあると答えたが、4年前と比べると77.1%から69.7%に減っている。会社生活で性差別を感じているという人も74.1%から67.3%へと、大きく減っている。

家事の分担については「主に妻がやるべきで、夫も分担すべき」という回答が58.7%で最も多く「公平に分担しなければならない」との回答も30.7%だった。

結婚を「すべき」との回答は73.5%から69.1%に減った。「しても良く、しなくても良い」との回答は23.8%から27.2%に増えた。離婚と再婚を「してはならない」との回答は、それぞれ60.3%から58.4%、19.2%から16.7%へと減った。

▲職業の選択基準は「安全性」が優先される〓職業を選択するとき、最も重要に思っている要素は、安全性(34.4%)、収入(21.5%)、適性(16.4%)、発展性・将来性(16.1%)の順だった。1998年にも「安全性」が職業を選択するうえで最も重要な基準だったが、41.5%ではるかに高かった。

女性の就業については「職業を持つのが良い」が86.6%で圧倒的に多かった。「いつまで仕事を持つのが良いか」との質問に「家庭のことと関係なく」という回答の比重が、1998年には26.8%だったが、今回の調査では35.4%だった。



金光賢 kkh@donga.com