朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平安北道寧辺(ピョンアンブクド・ヨンビョン)の核施設に常駐していた国際原子力機関(IAEA)の査察要員が、12月31日に北朝鮮から全員撤退し、米国は、北朝鮮に対して深刻な警告の意を重ねて表明しながらも、対話の可能性を残していることを強調、北朝鮮の態度変化を促している。
▲IAEA査察要員を撤退させる〓北朝鮮寧辺に常駐していたIAEAの査察要員2人は、北朝鮮当局が追放を決めたことを受けて、31日、高麗(コリョ)航空151便で平壌(ピョンヤン)を発ち、午前9時40分(韓国時間午前10時40分)、中国北京空港入りした。
レバノン国籍の男性と中国国籍の女性の査察要員2人は記者らに「どんなコメントもしないように、IAEA本部から指示された」とだけ述べた後、空港を出た。北朝鮮に常駐していた査察要員3人のうち1人は、北朝鮮が追放決定をした翌日の28日、すでに撤退している。
北朝鮮が核施設の封印を除去し、IAEAの監視カメラを作動できなくしたのに続き、核凍結などを定めた1994年の米朝ジュネーブ枠組み合意によって、寧辺で現場監視活動を繰り広げていた査察要員まで追放したことで、IAEAの北朝鮮核活動に対する監視体制は完全に無力化された。
▲米政府〓年末年始休暇中のブッシュ大統領に隨行中のホワイトハウスのマクレーラン報道官は30日、記者会見し「北朝鮮は、現在の核開発計画を押し進めるかぎり、国際社会による支援中止など、今後も深刻な対価を支払わなければならない」と警告した。
また「世界は北朝鮮を助ける準備ができているが、北朝鮮が現在の行動を翻意しないならば、必要としている恩恵と優遇措置は期待できないだろう」とし「北朝鮮は自ら自身を孤立させる唯一の国で、続けて孤立の道に進みつつある」と話した。
しかし、リーカー米国務省報道官は「米国は北朝鮮との関係改善を目指し、大胆な対話を進める準備ができている」と強調した。同報道官は、また「米政府の誰れも、この時点で北朝鮮への制裁を提案していない」としながらも「(パウエル)米国務長官はどの国に対しても、絶望的に貧しい北朝鮮に経済的な行動を取るよう要請していない」と話した。
李基洪 sechepa@donga.com






