金大中(キム・デジュン)大統領は30日、閣議で「冷戦時代にも共産国家に対する抑圧と孤立化は成功したことがない。旧ソ連でも、中国でも成功できなかったし、ベトナムに対しては戦争も辞さなかったが成功しなかった。冷戦的な対立では変化をもたらすことはできない」と述べた。
金大統領のこの発言は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題で米国が検討している「対北朝鮮封じ込め」政策に対して、間接的に反対する立場を表明したものと分析される。
金大統領は同日、「北朝鮮の核問題で非常に厳しい状況に置かれているが、我々は北朝鮮と戦争をするわけにはいかない。北朝鮮と再び冷戦体制や極端な対立に向かってはならない」と述べ、このように強調したと朴仙淑(パク・ソンスク)大統領公報首席秘書官が伝えた。
金大統領はまた「北朝鮮との関係が冷え込めば冷え込むほど太陽政策は有効だ。太陽政策で北朝鮮を誘導すれば、必ずや韓半島の平和と、北朝鮮の開放と変化をもたらすことができると確信している。開放に導きながら、対話を行って成功しなかったことはない」と述べた。
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