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北朝鮮、寧辺の実験炉封印を一方的に撤去

Posted December. 22, 2002 22:17,   

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が「核開発の再開」を宣言してから9日経った21日、平安道寧辺(ピョンアンド、ヨンビョン)の5000キロワットの黒鉛実験炉に設置された国際原子力機関(IAEA)の監視カメラを「使用不能」の状態にしたことが確認された。米国や日本は、このような北朝鮮の動きに対して核施設再稼動の中止を求めるなど、憂慮を示した。

IAEAのエルバラダイ事務局長は21日(現地時間)、オーストリアのウィーンで記者会見し「北朝鮮が、5000キロワット実験炉の1つでIAEAの封印を撤去し、監視カメラの機能を無力化させた」と発表した。

エルバラダイ事務局長は、北朝鮮の今回の措置に対して「深い遺憾(Deep Regret)」の意を表明し、核開発計画を再開する措置を取らないように求めた、と述べた。

さらに「北朝鮮は、IAEAのたび重なる警告にもかかわらず、実験炉の監視設備の作動を妨害することで、(北朝鮮が)凍結された実験炉を再稼動する際、監視ができないようにした」と非難した。

IAEAは、北朝鮮の李済善(リ・ジェソン)原子力総局長に急きょ書簡を送り「IAEAの査察官が、封鎖と監視の措置ができるように、ただちに許可するとともに、安全措置が取られるまで、実験炉を稼動してはならない」と求めた。

IAEAのマーク・グウォズデシー・スポークスマンは「北朝鮮は1994年の米朝枠組み合意の際、IAEA査察団に、兵器に転用可能なプルトニウム約100gだけを公開した。北朝鮮がその後、プルトニウムを抽出したかどうかを知るには、追加査察を実施しなければならない」と強調した。

米国務省は、IAEAの声明を受け、ただちに実験炉の再稼動の中止を求めた。国務省のルービン報道官は同日、CNN放送との会見で「北朝鮮がそのような措置を強行すれば、それは国際社会の合意に真っ向から反発することだ」と重ねて強調した。

しかし「米国は現在、北朝鮮の措置が正確に何かを確認している。北朝鮮が再処理工場に設置した、水の中に保管した8000個の使用済み核燃料棒の封印と監視カメラは、撤去していないようだ」と述べた。

日本も22日、「北朝鮮の措置は遺憾なことであり、再稼動を中止すべきだ」と主張した。外務省のスポークスマンは「国際合意に反する憂慮に値することであり、平壌(ピョンヤン)当局は、平和的な解決案を講じなければならない」と求めた。

韓国政府は22日、北朝鮮が一方的に撤去した平北(ピョンブク)寧辺の5000キロワットの実験炉の監視装置をただちに原状回復するように強く求めた。

政府当局者は同日「北朝鮮の今回の措置に深い遺憾の意を表明する。韓国政府は、北朝鮮の核問題の平和的解決に向け、韓米日間の協力と中国やロシア、欧州連合(EU)、国際原子力機関(IAEA)と緊密に協力する」と公式立場を発表した。

韓米日の3国は、枠組み合意による北朝鮮への軽水炉工事の中断を含め、北朝鮮の監視装置の撤去措置に対する対応策に乗り出した。

政府当局者は、「IAEAの緊急理事会を召集し、国連安全保障理事会で問題化させるなど、すべての可能性に対する検討が行なわれている。北朝鮮の核凍結は必ず維持されなければならないということが、われわれの立場だ」と強調した。



朴濟均 金影植 phark@donga.com spear@donga.com