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韓国系のワード、NFLのオールスターに選出

韓国系のワード、NFLのオールスターに選出

Posted December. 20, 2002 22:29,   

韓国系で、米国のアメリカ・プロフットボール・リーグ (NFL)の選手になるのは、夢のようなことだ。しかも今回彼はNFLのオールスターに選ばれた。夢の舞台、その分、競争の激しい「プロボール」の舞台で走るようになったのだ。

韓国人の血が流れる「黒真珠」ハインズ・ワード(26、ピッツバーグスティラーズ) が20日発表された2003年プロボール選手リストで、アメリカン・フットボール・コンファレンス(AFC)を代表するワイドレシーバーに選ばれた。プロボールはAFC選抜チームとナショナル・フットボール・コンファレンス(NFC)選抜チームが激突する「NFLのオールスター戦」だ。

ファンの投票だけで選ばれる米国プロ野球の大リーグや、米国プロバスケットボール(NBA)とは違って、投票過程でファンと各球団の監督や選手の意見が3分の1ずつ反映されるため、プロボールに選ばれた選手は、実力と人気を兼ね備えた最高のスターと言える。

ワードはAFC130余人のワイドレシーバーのうち、たった4人が選ばれる「厳しい競争」を通過し、来年2月3日、ハワイのホノルルで開かれるアメリカプロフットボール最高の舞台で走ることができるようになった。

パク・キョンギュ大邱(テグ)アメリカンフットボール協会会長(慶北大学教授)は、「NFLでプレーすることだけでも大変すばらしいことだ。なのに16のチームが集まったコンファレンスで多くのワイドレシーバーを抜いて、プロボールの出場選手として選ばれたことは、最高の栄誉だ」と話した。

ワードが選ばれたのは、もちろん彼の実力のためだ。ジョージア大学時代、大学アメリカンフットボール史上初めて1000ヤードを前進し、注目を集めたワードは、ピッツバーグ入団2年目の99年から主戦の地位を確保し、成長を重ねてきた。今年はプローデビュー5年目で、全盛期をおう歌している。

彼は今年は負傷で調子が万全ではなかったが、両コンファランスを通じてワイドレシーバーのうち、2番目に多い11のタッチダウンを成功させた。また、パスされた回数と前進距離では、それぞれ3位にランクされている。

ピッツバーグはワードの活躍で正規リーグを2試合残したこの日現在、北部地区1位(8勝1引き分け5敗)で、今季のプレーオフ進出は確実となっている。

185センチ、88キロの体格のワード。彼には韓国の血が流れている。在韓米軍兵士の父親のワードジューニアと母親のキム・ヨンヒ(53)さんの間に生まれた。米国に渡った後、父親が家族から離れたため、小さい頃から母親の手で育てられた。グラウンドの外での彼は、親孝行に励む真面目な青年だ。



梁鍾久 yjongk@donga.com