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コンサートがぎっしりの年末年始

Posted December. 17, 2002 23:07,   

クリスマスと年末年始が近づくと、韓国は「コンサート王国」になる。

今年は、クリスマスと年末年始に行われるコンサートだけで50件あまり。20日から年末にかけて、ソウルだけで約15万人の観客が、さまざまなアーティストのコンサートを楽しむものとみられる。

ところが、コンサートを行う歌手の間では泣き笑いが交錯している。シン・スンフン、ガラスの箱、ユン・ドヒョンバンド、復活、イ・スヨン、チェリーフィルター、ワックスが、満員御礼を記録しながら豊かな年末をおう歌しているのに対して、一部の公演は前売券の売れ行きが振るわず、キャンセルされることもある。ブライアン・アダムスなど、一部の海外アーティストの公演も期待におよばない水準だ。

「ユン・ドヒョンバンド」は、11月からスタートした全国ツアーで、すでに4万人あまりの観客を動員した。24、25日の二日間、オリンピック公園フェンシング競技場で開かれるコンサートも、1万2000席のうち100枚あまりを残すだけで、売り切れを目前に控えている。02—2166—2881

シン・スンフンは24日、ソウルのCOEXコンベンションホールで行われる2回の公演で、1万2000席のチケットが売り切れ「チケットのヤミ取り引き」が横行するほど。シン・スンフンは、1回の追加公演を検討したが、大事をとってあきらめた。

「ガラスの箱」は、最近発表したニューアルバムが好調を続けている勢いを駆って、20〜31日まで成均舘(ソンギュングァン)大学600周年記念館でコンサートを行う。すでに1万2000席のうち90%が予約済み。「ガラスの箱」は、追加公演を検討している。02—3141—1720

ロックバンドの「復活」は、今秋13年ぶりにイ・スンチョルとの再結成を果たし、全国ツアーを通じて「復活」を知らせる一方、新しいアルバムを発表してファンのかっさいを浴びた。31日午後7時、10時COEX大西洋ホールで行われる2回の公演は、8000席のうち7000席あまりが予約済み。02—337—8474

「ジャウリム(紫雨林)」が、31日午後9時、ソウル五輪スタジアム蚕室(チャムシル)体育館で行う公演も、9700席のうち80%の予約が終わり、新進のロックバンド「チェリーフィルター」が30、31日午後7時半、建国大学ニューミレニアムホール(02—553—1664)で行う2回のアンコール公演も、ほぼ売切れの状態。

「チェリーフィルター」は「浪漫ネコ」で、今年の下半期に急成長したロックバンド。

中堅歌手の中では、ヤン・ヒウンのフォーク公演が好評。20〜23日ソウル教育文化会館で行われる4回の公演で、4000席のうち2000あまりが予約済み。02—573—0038

また、イ・ソラ、イ・スヨン、ワックスの公演も好調。イ・ソラが23、24日梨花女子大大講堂で行う4回公演の1万2000席が売り切れたほか、イ・スヨンが24、25日、延世大学大講堂で行う公演のチケットもまたたく間に売り切れた。ワックスの25日、COEXコンベンションホール公演(5000席)も予約が終了した。

今年の年末公演は、昨年より30〜40%増えている。最近、歌手のライブ公演が家族と恋人たちのイベントとして脚光を浴びると、今年は準備不足のまま公演に乗り出す歌手までいるほどだったが、これらのうちかなりの歌手が興行不振に悩まされている。

あるコンサート関係者は「チケットの売り切れを間近に控えた歌手の特徴は、多彩なライブ公演で地道に固定ファンを作ってきた点にある。このような傾向で行けば、今後ライブのできない歌手はとうたされるはずだ」と語った。



heo@donga.com