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ミスワールド大会変更 ナイジェリアで宗教暴動激化

ミスワールド大会変更 ナイジェリアで宗教暴動激化

Posted November. 24, 2002 23:47,   

ナイジェリアで開催される予定だったミス・ワールド・コンテストが23日、イスラム教徒とキリスト教徒間の流血衝突で、急きょキャンセルとなった。そしてイスラム教創始者のマホメッドに対するマスコミの侮辱的な報道から触発した両教徒間の流血衝突は、いっこうに収まる兆しが見えていない。

▲ミス・ワールド大会のキャンセル〓ミス・ワールド大会の事務局と、ナイジェリア側のシルバーバードプロダクションは「来月7日に開催予定の本大会と、事前行事のスケジュールをすべてキャンセルした。大会の場所を英国のロンドンに変更して、同じ日に開催することに決めた」と発表した。

事務局の関係者は「ナイジェリアの利害関係と大会参加者の安全など、あらゆる問題を綿密に検討した末、このように決定した」と語った。

大会のキャンセルが確定したことを受けて、ミス・ワールド大会の参加者らは荷物をまとめて24日、首都のアブザー国際空港からチャーター便でロンドンに飛び立った。

今回の事態は16日、ナイジェリアの日刊紙「ディスデイ」が「マホメットが今日ナイジェリアに生きていれば、ミス・ワールド大会参加者のうち一人を妻にしたはず」との記事を掲載したことから触発した。

イスラム側は、これまでミス・ワールド大会がマホメットに不敬であるうえ、大会をよりによって断食月(ラマダン)に開催するというのはイスラムを無視するものとして反発してきた。

▲流血衝突続く〓イスラム教徒とキリスト教徒間の流血衝突が22日、首都のアブザーまで及んだ。この日、イスラム教徒は警察の車両を襲撃した。両教徒間の衝突で、それぞれ15ヵ所の教会と8ヵ所のイスラム寺院が焼失した。

ミス・ワールド大会のキャンセルが発表された23日にも、カドゥーザなどイスラム教徒が多く居住する北部地域では衝突が続いているものと伝えられた。ナイジェリア軍は治安維持のため、夜間の通行禁止令が出されたカドゥーナなどに、急きょ軍隊を派遣した。

地元の人権団体は、イスラム教徒とキリスト教徒、彼らの流血衝突を阻止しようとする保安軍との衝突で死者が200人あまりに増え、けが人も600人あまりに及んでいるとしている。

またナイジェリア赤十字社は、流血衝突で約4000人の住民が家を捨て避難したと伝えた。



lailai@donga.com