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サウジ王室、同時多発テロとの関係疑惑が浮上

サウジ王室、同時多発テロとの関係疑惑が浮上

Posted November. 24, 2002 23:46,   

米ニューズウィーク誌は、サウジアラビアと同時多発テロとの関係疑惑が、同時多発テロについての政府の処理を調査した上下院合同委員会の報告書草案に盛り込まれていると伝えた。上下合同委員会は、米連邦捜査局(FBI)と中央情報局(CIA)に対して、テロ犯とサウジアラビアとのつながりの可能性を集中的に調査しなかった点を指摘したと、同紙はつけ加えた。

報告書によると、4年前からハイファ・アルファイサル王女の口座から、サウジ出身の米国留学生であるオマル・アルバヨウミ氏の口座に送金されており、このうち毎月3500ドルが00年初めから01年7月まで、同時多発テロの犯人であるハリド・アルミダル容疑者ら2人に渡っていたという。

さらに他の留学生オサマ・バスナン氏を通じて、テロ組織アルカイダにも渡っていた。

これと関連してニューヨーク・タイムズ紙も、サンディエゴに在住し、昨年米国を離れたアルバヨウミ氏は、2人のテロ犯が米国に入国した際に歓迎パーティーを開き、隣の住民は、彼がテロ組織と関係があるのではないかと疑っていたと、23日報じた。

しかし、サウジ王子の外交諮問役であるアブデル・アルシュベイル氏は、王室とテロ犯との関係疑惑を強く否定したという。

慈善活動に関心のあるアルファイサル王女は、助けを求める手紙を受け取れば、誰にでも支援を惜しまないため、アルバヨウミ氏やバスナン氏への支援もこのような次元で行なわれたということだ。アルバヨウミ氏の場合、アルファサル王女の支援対象リストになかったが、彼の妻と推定されるマグナ・イブラヒム・アフマッドに送金され、バスナンの場合は、妻の医療費を懇願する手紙が送られてきたという。

一方、ホワイトハウスのダニエル・バトルレット広報局長は「政府が同時多発テロ犯とサウジとのつながりを見落したという議会の批判は、状況の複雑さを無視した見解だ」と主張し、法務省が関係疑惑を捜査中であると明らかにした。

合同委員会の報告書草案が、サウジ王室のテロ犯支援疑惑を盛り込んだのは、昨年の同時多発テロ犯19人のうち15人がサウジ出身であることが明るみになり、米国内の反サウジ感情を反映したものとみえる。

サウジのアルファイサル外相も今月初めに、米国がイラクを攻撃する場合、基地と領空を提供しないと明らかにしており、両国間のかっとうがまだ鎮まっていないことを示唆した。



權基太 kkt@donga.com