米国の中間選挙が共和党の勝利で幕を下ろし、米国国内はもちろん国際社会から大きな反響を呼んでいる。上下院を制した共和党は、「議会政治の花」とされる常任委員長を独占することで、ブッシュ政権後半の国政運営の構想に入った。一方、49年ぶりに上下院で過半数議席を取られた民主党は、敗因の分析と党の建て直しをめぐる論議に包まれた。
世界各国は、ブッシュ大統領の一方的な対外政策が今回の選挙で勢いづけられ、イラクに対する圧迫がさらに強まることを懸念しながら、それぞれの得失を推し量っている。とくに戦禍をこうむる可能性が高いアラブ諸国は大きく憂慮している。
一方、今回の選挙では、ワシントン州のシン・ホボム(アメリカ名、ポール・シン)上院議員とハワイ州のシルビア・チャン・ルック下院議員の韓国系2人が、民主党候補で再選と3選に成功した。カリフォルニア州で連邦下院議員に挑戦した金ギヒョン弁護士ら、残りの韓国系候補たちは全員苦杯をなめた。
金正眼 credo@donga.com






