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韓国の女子高校生ペア ダイビングで意義ある銀メダル

韓国の女子高校生ペア ダイビングで意義ある銀メダル

Posted October. 08, 2002 23:11,   

金メダルより貴い銀メダルとは、このことを言うのだろうか。韓国のダイビングが、アジア大会で16年ぶりのメダルに輝いた。

釜山社稷(ブサン・サジク)プールで8日開かれた、水泳ダイビング女子3メートルスプリングボードシンクロナイズド競技で、カン・ミンギョン(済州ナムニョン高)—イム・ソニョン(釜山東女子高)ペアは、5ラウンド合計248.04点を記録、昨年世界選手権を制覇した中国のグォ・ジンジンーウ・ミンシャ(319.80点)ペアに次いで銀メダルを獲得した。

韓国がアジア大会のダイビングでメダルを取ったのは、86年ソウル大会の李ソンギに次ぐ16年ぶりで、女子の入賞は70年バンコク大会の金ヨンチェに次ぐ32年ぶりとなる。

カン・ミンギョン—イム・ソニョン組は、難度2.7の「後方前屈2回転半ダイビング」など、高難度の動作をきれいに決めて、テクニックと同時演技で高い評点を受けた。

一方、90年代の「ダイビングの女王」プー・ミンシャの後継者とされるグォ・ジンジンは、新しくペアを組んだウ・ミンシャと試合に臨み、10点満点を取るなど、高難度中心の技術を完璧にこなし、スタンドから大きな歓声が挙がった。この日、韓国がダイビングでメダルを取ったのは、予期せぬ収穫だった。

このように、メダル獲得の見通しが悲観的だったのは、世界のダイビング界を牛耳る中国が、メダルを総なめにすると自信を見せていたのに加えて、ほとんどの出場国が中国出身の指導者をコーチングスタッフとして受け入れ、いわゆる「個人レッスン」を受けていたためだ。 

今大会のダイビング種目に参加した12カ国のうち、中国出身のコーチを受け入れていない国は韓国とカザフスタンだけ。日本はもとダイビングスターのソン・ウェイ・コーチを帰化させており、マレーシアも10年間、中国のダイビングコーチとして活躍しながらプー・ミンシャなどを育てた、ワン・ゾウリャンの指導を受けてきた。北朝鮮も、3ヵ月間、中国のコーチを招へいして特別レッスンを受けている。

結局、中国人コーチの代理戦の様相を呈したダイビング種目での韓国の銀メダルは、自力で勝ち取ったメダルという意味で、金メダル以上の価値を持つものとの評価を受けている。その上、ペアを組んで1年足らずのカン・ミンジョンとイム・ソニョンの2人が、厳しい環境のもとで獲得したメダルであるだけに、ひときわ貴重なものといえる。

ダイビング選手たちは、テルンの選手村にはダイビング場がないため、蚕室(チャムシル)の屋内プールが空くのを待って「夜間練習」をしてきた。大韓水泳連盟のダイビング理事、リュ・ドクハ氏は「夢のような出来事だ。あと少しのサポートがあれば、数年以内に体格の面でもはるかに有利なわが国の選手たちが中国をしのぐことも可能なはずだが…」と、言葉を濁した。



田昶 jeon@donga.com