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中世の都市プラハはいま、水害からの復旧中

中世の都市プラハはいま、水害からの復旧中

Posted October. 07, 2002 23:04,   

水害に見舞われたチェコの首都、プラハ、ユネスコが指定した世界文化遺産の「旧市街地広場」に行ってみた。洪水に見舞われていた最中、世界各国の新聞に「時計の針がとまった」と連日報道されていた「15世紀の天文時計」は無事だった。定時になれば、旧市街地の広場には、美しい天文時計の鐘の音が鳴り響き、観光客は子どものように、時計の前へ走って行った。

旧市街地の広場は、洪水に見舞われたとき、市民らがブルタバ江の川岸に必死になって砂袋を積んだおかげで大きな被害は避けることができた。ゴシック様式の化薬塔も無事だった。

通行止めになっている旧市街地の広場から10分余り離れているプラハの誇り、カレル橋まで歩いていった。カレル橋に着く間に、3、4ヵ所の道路工事現場を通り過ぎた。プラハの名物に挙げられるカレル橋も被害が少ない方だそうだ。橋の両端にそれぞれ15ずつ、計30のバロックの銅像も無事だった。一時、全面的な通行止めになっていたが、今は観光客と商人たちでごった返していた。3日、またこの橋を訪れた時には、旧市街地の広場から最も近い左側の銅像、聖リボの彫刻象の補修工事が進められていた。

プラハ市内で最も被害が大きかった地域のひとつは、ブルタバ江の近くにあるカンパだった。カンパ博物館の1階が浸水したため、ここに保管されていた3万2000ドルの価値がある大型の椅子が流失した。16世紀に建てられたクレメンティヌムも被害に合った。500万冊を超える蔵書を抱えているこの建物の地下に保管されていた古文書が水に浸かった。現在、ほかのところに運ばれて、乾燥作業が行われているそうだ。

14世紀のルネサンスの建物は、外壁の壁画の所々がはがれており、音楽堂のルドルピヌムの地下に保管されていた楽譜も損傷した。ブルタバ江を横切る12の橋の中で、安全検査が行われている4〜5つの橋を除いては、すべて通行することができた。

プラハ市内の地下鉄は最近まで通行止めになっていた。通りに見える地下鉄の入り口ごとに出入りを規制するテープが張られていた。エバ・マンドプコバ(32)さんは、「洪水は人間の力では止められなかったとしても、地下鉄は典型的な人による災いだ」として、行政当局への憤りを隠せなかった。地下鉄の水の遮断壁を前もって点検しなかったため、被害が広がったということだ。

在チェコ韓国大使館は、「洪水の被害と観光収入の減少など、チェコが受けた経済的な被害は今年の輸出予想額の5%に当たる20〜30億ドルと推算される」と述べた。



康秀珍 sjkang@donga.com